クラスをもった時には、大概読む一冊。
「ダンプえんちょうやっつけた」
今年も読んだんですが、今になって、今更ながら
(ああ)
と思ったことがあって。
みどりかあ、ってこと。
みどりの存在がなんか、いい。
「さくらちゃん、すべらないの?」
「さくらちゃんも とんだら?」
「さくらちゃん、おいでよう。て、ひっぱってあげるから。」
「じゃ、やりなおし。」
「さくらちゃん、つよくなったね。」
「さくらちゃん、やったあ。」
「やられたあ。さくらちゃん、いまのうちに はやくう。」
「さくらちゃん、もう すべりだい こわくなくなったのね。」
さくらとダンプえんちょう、そしてこどもたちの中でちょっと目立った形で描かれているのがたかし。
みどりは、たくさん出てくる子どもたち、の中の一人なんだけど、こうしてみると、すごく存在感がある。
みどりが次のステップに進むときに、ちょこっとだけ物語の中に顔を出している。
今更ながら、そんなことに気が付いたのであったなあ。