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本川良です。生活綴方教育に刺激を受け、その後『学び合い』の考え方に出会いました。 「「教室・学校と地域コミュニティ」について考える日々です。「お互いが尊重し合う関係の中でこそ,人はそれぞれの強みを発揮できる。」と考え、まずは足下から緩やかにチャレンジします。ホワイトボード・ミーティング®認定講師、日本イエナプラン教育専門教員資格認定。社会教育士。現在は福島県磐梯町教育委員会教育再デザインセンターに所属しています。https://note.com/bandai_gradation/

みどり

 クラスをもった時には、大概読む一冊。

「ダンプえんちょうやっつけた」

https://www.ehonnavi.net/ehon/2202/%E3%83%80%E3%83%B3%E3%83%97%E3%81%88%E3%82%93%E3%81%A1%E3%82%87%E3%81%86%E3%82%84%E3%81%A3%E3%81%A4%E3%81%91%E3%81%9F/

 

 

 今年も読んだんですが、今になって、今更ながら

(ああ)

と思ったことがあって。

 

 みどりかあ、ってこと。

みどりの存在がなんか、いい。

 

「さくらちゃん、すべらないの?」

「さくらちゃんも とんだら?」

「さくらちゃん、おいでよう。て、ひっぱってあげるから。」

「じゃ、やりなおし。」

「さくらちゃん、つよくなったね。」

「さくらちゃん、やったあ。」

「やられたあ。さくらちゃん、いまのうちに はやくう。」

「さくらちゃん、もう すべりだい こわくなくなったのね。」

 

 

 

 さくらとダンプえんちょう、そしてこどもたちの中でちょっと目立った形で描かれているのがたかし。

 

 みどりは、たくさん出てくる子どもたち、の中の一人なんだけど、こうしてみると、すごく存在感がある。

 

 みどりが次のステップに進むときに、ちょこっとだけ物語の中に顔を出している。

 

 今更ながら、そんなことに気が付いたのであったなあ。

 

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