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本川良です。生活綴方教育に刺激を受け、その後『学び合い』の考え方に出会いました。 「「教室・学校と地域コミュニティ」について考える日々です。「お互いが尊重し合う関係の中でこそ,人はそれぞれの強みを発揮できる。」と考え、まずは足下から緩やかにチャレンジします。ホワイトボード・ミーティング®認定講師、日本イエナプラン教育専門教員資格認定。現在は福島県磐梯町教育委員会教育再デザインセンターに所属しています。

「批判的」にも

 気持ちいいことを言ってくれる人に好意をもつことは、そりゃあ、そうなんだけど。

 

 でも、いわゆる「批判的な視点」で、意見をしてくれる方は、本当にありがたいなあ、と思います。

 それも、継続的に。

 

 最初は

(う、なんでそういうことを言うのかなあ…)

(えーー?違うのにー!)

なんてがっかりしたり、腹も立ったりしたこともあるんだけど、そういう言葉こそ自分の中にとげのように残っていて

(なんで、そう言われたのかな?)

(どこがそう感じさせたのかな?)

(あれはどういう意味だったんだ?)

と考え続ける種にもなっていました。

 

 継続的に意見してもらえるからこそ、単なる「批判」ではないことが、だんだん分かってくる、そんな感じです。

 

 「人は想像以上に『否定』に弱い」

とは、分かってはいます。

 だからついつい、否定も批判も避けがち。(否定と批判は違うんだけどね。)

それが必要な時や人もいることも事実。アセスメント次第。

 

 それを分かった上での、「批判的視点」はやっぱり必要。

 

 

 身近に、批判的な意見をきちんと提示してくれる方が、ちゃんといることに感謝。

 

 そして、私も、子どもたちにとってそんな存在でありたい。

 

 2学期が始まります。

 

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