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本川良です。生活綴方教育に刺激を受け、その後『学び合い』の考え方に出会いました。 「「教室・学校と地域コミュニティ」について考える日々です。「お互いが尊重し合う関係の中でこそ,人はそれぞれの強みを発揮できる。」と考え、まずは足下から緩やかにチャレンジします。ホワイトボード・ミーティング®認定講師、日本イエナプラン教育専門教員資格認定。現在は福島県磐梯町教育委員会教育再デザインセンターに所属しています。

■小さな「日本国憲法」

■小さな「日本国憲法

 

国語「話し合って考えを深めよう」の学習。

 最初だから、課題の把握と今後の学習にわくわく感がもてるように。

 「異なる立場の立場を考えを生かして、お互いの考えを深め合えるようにするにはどうしたらいいか?」が学習の課題になる。

 「『異なる立場』って例えば?」
「『考えを生かす』ってどんな感じ?」
「『お互いの考えを深め合える』ってどんな感じ?」

 そんなテーマでトーク
 最初はペアで、から始めてみたんだけど、ふと閃いたのが「絵や図で表す」ってこと。

 面白そうだったので、それぞれミニホワイトボードにそのイメージを描いてミニプレゼンって流れでやってみました。

 
 「え?絵で?」
「図!?」
とかって子どもたちは最初驚いていたけど、まんざらでもなさそう。
 
 「えーっと…」
と言いながら描き始めます。

   
 これがなかなかよくて。絵や図と言葉の組み合わせはなかなかよくて、イメージが耕される感じ。そしてそれがあると圧倒的に話しやすくなるみたい。
 まさにこんな話し合いになったら素敵だよねえ、と思える彼らの見解。大人顔負け。

(いやあ、国会とかの話し合いがこうあればいいのになあ…)
なんて思ってしまいました。

 途中、「しるらないカード」も併用しながらみんなでミニプレゼンを繰り返し、「話し合って考えを深める、ってどんな感じか、イメージか」の共有ができました。

「あー、面白かったー」
と子どもたち。一緒に授業をしている中学校の国語の先生も一緒に図をかいてプレゼンに参加したので、「異年齢学習」笑。

 

 最後に、課題に対する「とっておきの私の1枚」を「しるらないカード」からそれぞれ選んで教室に掲示

「いいね~、じゃあ、このカードをイメージを目指して練習をしていこうね。もちろん毎日の生活でも大切にしていけるね。」
と。

 小さな「基本的人権の尊重」「国民主権」「平和主義」、ですな。

 

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