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本川良です。生活綴方教育に刺激を受け、その後『学び合い』の考え方に出会いました。 「「教室・学校と地域コミュニティ」について考える日々です。「お互いが尊重し合う関係の中でこそ,人はそれぞれの強みを発揮できる。」と考え、まずは足下から緩やかにチャレンジします。ホワイトボード・ミーティング®認定講師、日本イエナプラン教育専門教員資格認定。現在は福島県磐梯町教育委員会教育再デザインセンターに所属しています。

■なぜ「知って」もらいたんだろう?

■なぜ「知って」もらいたんだろう?

 クラスで、あるものやことについて
「もっと知ってもらいたいなあ。」
「もっと伝えられるといいなあ。」
なんてことが話題になった。

 そんなやりとりをしながら、ふと
(ところで、なんで知ってもらいたいんだろう?)
という問いが自分の中に浮かんだ。

「ねえ、ところでさ、なんで「知ってもらいたい」の?」
って聞いてきたら、
「え?、なんでって…」
となり、そこからしばらくみんなで考え始まった、ということがあった。

 


 自分が好きなもの、夢中になっているもの、に関心を持ってもらえたら、嬉しい。


 その最たるもの、小さい範囲が、「自分自身」で、それが広がっていくと好きな食べ物だったり、趣味だったり、チーム・組織だったり、地域コミュニティだったり。

 さらに大きくなると国だったり世界だったり。


 だから、「知って」「分かって」もらいたいの根っこには、自分がそれを好きである、気になっている、が前提なんだな、と感じる。


 自分が好きだから、気になっているから、他者にも関心をもってほしい、そんな感じ。
共通の人、もの、ことが好きになってくれたり共通の関心事になると嬉しい。

 そういうことだな。


 なら、自分が好きな自分自身はどんなところ?
 自分が好きなものは何?
 自分が好きなことは?関心があることは?
 自分が好きな、関心がある場所は?


 そんな自分の「好き」「関心がある」をたくさん見つけておくことなんだなあ、それを他者と共有できたら嬉しいんだなあ、とこの機会を使って考えてみた。

 「私の『好き』はこれだよ。あなたの『好き』は?」
「ここは同じだね、ここはちょっと違うけど。」
「あなたの『好き』をもっと教えてくれる?」

 そういうことかな。 

 

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