次の場所へ行こう

本川良です。生活綴方教育に刺激を受け、その後『学び合い』の考え方に出会いました。 「「教室・学校と地域コミュニティ」について考える日々です。「お互いが尊重し合う関係の中でこそ,人はそれぞれの強みを発揮できる。」と考え、まずは足下から緩やかにチャレンジします。ホワイトボード・ミーティング®認定講師、日本イエナプラン教育専門教員資格認定。現在は福島県磐梯町教育委員会教育再デザインセンターに所属しています。

■クライマックス、という見方考え方

■クライマックス、という見方考え方
 
 「クライマックス」という見方考え方について、意識する機会があった。

 ものごとは、それだけで独立して完結するものではなくて、全部つながっている。その1つ1つの出来事だったり事象だったりが、より有機的に連動的につながり回っていくことが「進展する」って感じじゃないかと思う。


 そういう時に
「この時間は(今日は、今週は、…)何をクライマックスにしようかな…」
「この時間は(今日は、今週は、…)何がクライマックスだったのかな…」
を意識して考えてみるってとっても有効だなあ、と感じる。

 クラスで、毎日短時間で振り返りジャーナル(振り返りトーク、振り返りペアコミュニケーション)などをしているけど、その中での「収束」の軸(「特に心に残ったこと」「よいこと1つ、困ったことや課題1つ」)なんかは、まさに、その「クライマックスは?」ってことなんだろうな、と思う。

 その、お互いのクライマックスを、そうやって聴き合い共有することを少しずつ積み上げていくことも「感情の共有」って面でもいいよな、と感じる。

 イエナプランでも「4つの基本活動(対話、遊び、学び・仕事、催し)をリズミカルに回すなんて言い方もするけれど、リズミカルに回すには強弱が必要で、その強弱を生み出すのが「クライマックス」でもあるんじゃないのかな?なんてことを考えた。


 ちょっとしばらく、その「クライマックス」という言葉を、頭の中で転がしておこう。

 

f:id:motoryou:20201101113109j:plain