■2021年は…
今年は、イエナプランのコンセプト(自立と共生・8つのミニマム)をマイテーマとして手元に置き、1年過ごしてみる。
【すること】
□1 インクルーシブである(正直・公正、感謝、素直)
□2 民主的な社会する(教室、職場、学校、地域、社会…)
□3 対話を大切にする(聴き合う、尋ねる、問う、乗り越える、橋を架ける、読書をする…)
□4 教育の人類学化(目的は「笑顔」をつくること。自分も他者も、子どもも大人も)
□5 ホンモノに触れる、受け入れる、受け止める(目の前の「ひと、もの、こと」の現実に触れる、見る、そこから感じる、考える。そしてすべて分かった気にならない)
□6 自由である(自己選択と自己決定。自由の相互尊重)
□7 批判的思考をもつ(分かった気にならない。多面的にみる。振り返る、言語化する)
□8 創造性(想像力、表現、共感)
今年は、いよいよイエナプランのコンセプトを今まで以上に学び、実践とリンクさせながら教室を始めとする現場とつなげてみたい。
「イエナプランは生き方そのもの」であり、メソッドではないと捉えている。
私がイエナプランが好きな理由はそこ。自分の「今ここ」のイエナプランが創れる。誰かと共に学び合えば、一緒に創ることもできる。
「自立と共生」を中心にして実践が揺るがない(揺らいだと感じるときこそ、学びのチャンス、と捉えるその感覚)。
歩きながら創る毎日にしよう。
自分や他者、社会との関係の中で歩きながら創っていく、そんな感覚が好きだ。
今までも意識してきたこともあるけれど、こうして「掲げてみる」ことに自分で意味を見出している。旗を掲げる、みたいな。どきどきだけど。本気度を自分の中であげたい、そんな気分。
でも、それは「覚悟をもって」みたいなものとはちょっと違って、もう少し「遊び感覚」みたいな感じ。
自分がやってみないで(より意識してやってみないでいて)子どもたちと一緒に歩くことはできない。だからちょっとチャレンジしてみよう、そんな気分。
子どもたちの一歩、半歩先を歩いていたい。そうすることが、「子どもから(他者からも)学ぶ」ってことにつながって行く、と感じている。
自分が楽しく充実して生きていくことが、自分の成長につながり、それがそのまま社会での自分の役割と重なっていくこと。
「かけがえのない自分」を自分で大事にしながら、他者のそれも同じように大切にする。それが、他者からも自分が大事にしてもらうことにもつながって行くイメージ。
そんなふうに過ごしていると、やがて
「自分の楽しさは実は他者の笑顔をつくることで最大化する」
ことに最後は、子どもたちも気付いていくのではないかと思う。
難しことかもしれないけど、きっとそうなんだな。いずれ分かる。
誰かに喜んでもらえることが、実は自分の喜びだったりするんだよね。
自分の幸せと他者の幸せが重なったときが、それが、「自立と共生」のバランスがとれている状態っていうんじゃないだろうか。今はそう思う。
だから、自分がそこを目指してみたいんだなー。
むむむ、難しそう…。できるのか?
でも、そこに入ってみないと、分からないんだと思う。
できる、できないじゃないな。
意識してやるか、やらないか、それだけなんだな、ふう。
自分自身が子どもたちのモデルの1つになれたら嬉しい。それは決して「完璧な」ものでなくていい。不十分なんだけどなんとかしようともがいている、そんなモデルとして誰かに映ればそれでいい。子どもたちも含めて、お互いがお互いのよきモデルとなって、よい影響を与え合えればいいんだと思っている。
それが、「自立と共生」ってことじゃないかな。
そうやって、社会って創っていくんじゃないかな、って思う。
もちろん教室も学校も、地域も,全部「社会」。
2021年の私はー
「仕事」と「遊び」を分けない。自分の学びも子どもの学びも分けない。全部ワンパッケージで考えたい。「直感」「行動」「振り返り」キーワードにしよう。「対話」「遊び」「仕事(学習)」「催し」をリズミカルに回すプログラムデザイン。
もちろん、そんなにうまく行くはずはない。頓挫したり失敗したりすることもきっと多いはず。それでいのだ。
1年かけて、メンテナンスしながら創っていく、そんなプロセスを創って行くこと自体に意味がある。
肩の力を抜いて、飄々とやることにする。