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本川良です。生活綴方教育に刺激を受け、その後『学び合い』の考え方に出会いました。 「「教室・学校と地域コミュニティ」について考える日々です。「お互いが尊重し合う関係の中でこそ,人はそれぞれの強みを発揮できる。」と考え、まずは足下から緩やかにチャレンジします。ホワイトボード・ミーティング®認定講師、日本イエナプラン教育専門教員資格認定。現在は福島県磐梯町教育委員会教育再デザインセンターに所属しています。

■震災で学んだことも、このコロナ禍でも

■震災で学んだことも、このコロナ禍でも


 Gさんから
「震災のときのことをよかったら教えてくれる?」
というメッセージがきて、夜にZoomで話す。

 あらためて、その時のことを考える機会になった。

 たくさん、あれこれ話したけど。たくさん話した結果、辿り着いたとところは


〇自身の他者の「命、身体の危険」(心も含めていいと思う)が優先順位第1であること
〇一人じゃないと思えること、それをお互いで支えあうこと
〇誰かと一緒なら大概のことはなんとかなること、できること
〇人のためは自分のためであること
〇毎日の日常が、非日常にもつながっていること。日常こそが大切であること。
〇頭で分かった気にならない、分かったつもりにならない、分かったと思うことで逃げない、でも分かろうとしようと体ごとそこに入る込もうとする努力はする。感覚で分かろうとする、言語はそのあと。


 たくさんやりとりしての、この感覚。
 だから、自分でもまだ、もやもやと見えてきたことにすぎない。まだこの先がある。

 ICTがどんどん、私たちの現場に入ってきて、無自覚無批判にそれを受け入れていると、この本当に大切にしたいことがかすんでいくような、そんなことにならないようにしたい、と感じた時間。

 学校でしかできない、AIではできない「学校の役割」「教師のしごと」って、私にとっては「今ここ」なんだな、ここを意識して目の前の子どもたちとの時間を過ごしていきたい、いかないと、とあらためて考えた時間。

       

 Gさん、ありがとうございました。

 

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