次の場所へ行こう

本川良です。生活綴方教育に刺激を受け、その後『学び合い』の考え方に出会いました。 「「教室・学校と地域コミュニティ」について考える日々です。「お互いが尊重し合う関係の中でこそ,人はそれぞれの強みを発揮できる。」と考え、まずは足下から緩やかにチャレンジします。ホワイトボード・ミーティング®認定講師、日本イエナプラン教育専門教員資格認定。現在は福島県磐梯町教育委員会教育再デザインセンターに所属しています。

勝つとか、負けるとか

「〇○君が負けても、あんなに笑って楽しそうにやっているの初めてみた~、うれしいね。」

って一緒に体育をやった先生方から教えてもらった話。

 

 良くありますよね、負けず嫌󠄃いが高じて、勝てないとついつい怒ってしまったり泣いてしまったり。負けず嫌いは決して悪いことではないだけど、いつでも他者との競争にプレッシャーを感じてしまうと、それはそれでツライ。

 

 ましてや、小規模校だと、大概「勝つ子はいつも『勝って』しまうし、負けてしまう子はいつも『負けて』しまうことはよくあること。

 

 勝っても負けても、どっちも楽しいんだな…ってことが体験を通して味わえればいいってことなんだと思います。ずっと負けててもつまらないけど、ずっと勝っていても実はツマラナイ笑。

 勝ったり負けたり、しているから楽しいってことなんだなあ。

 

 だからチーム分けだって、テキトーでいい。じゃんけんゲームとかで偶然なったチームでどう楽しめるか、そんなチャレンジをすること自体だってなかなかスリリングで楽しいわけです。(^^)。

 

 そのためには、単純に「勝つがよくて、負けるが残念」みたいにならない場をデザインするってことを教師サイドが意識することなんだよなあ、と感じます。そういう場を「経験することで子どもたちも

(ああ、そんな楽しみ方もいいよね!)

って自分たちでもそういう場をきっと創り出せばいいんだな。

 

 勉強の「できる」「(まだ)できない」も同じこと。

 

f:id:motoryou:20210414062420j:plain