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本川良です。生活綴方教育に刺激を受け、その後『学び合い』の考え方に出会いました。 「「教室・学校と地域コミュニティ」について考える日々です。「お互いが尊重し合う関係の中でこそ,人はそれぞれの強みを発揮できる。」と考え、まずは足下から緩やかにチャレンジします。ホワイトボード・ミーティング®認定講師、日本イエナプラン教育専門教員資格認定。社会教育士。現在は福島県磐梯町教育委員会教育再デザインセンターに所属しています。https://note.com/bandai_gradation/

ここからだなぁ。

 極小規模校で教員をしていると感じることだけど。

 

子どもが学校を欠席したりすると、極端な場合、だれも子どもが来ない、って状況も生まれるわけです。

 

 そうなると、感じるのは

(ああ、私たちは子どもが学校に来てくれているから、ここにいられるんだよね)

ってこと。

 

 この感覚は、震災直後にも感じたことです。「あたり前」のことが普通に続いていくと、「あたり前」の大事さがだんだん霞んでいくこともあるなあ、と。

 

 

 子どもたちがいて、そして学校を信頼して子どもたちを送り出してくれる保護者や地域があって、僕らの仕事は成り立っているんだ、ということ。

 

 そうか、「信頼」なんだな。

 人と人との間にある信頼。

 そして感謝、だな。

 

 一気につくれるものでもなく、お金でかえるものでもない。うまくいくことも失敗してしまうこともあるんだけど、それでも「共につくる」を諦めないで関わり続ける、そのプロセスの中にそれってだんだん、少しずつ積み重なっていくんだろうな。

 

 100パーセント成功なんてないから、うまくいったようでうまくいかない、うまくいかないようでうまくいっている、そんな物事のいろんな面を、あっちから見てこっちから見て、丁寧に創っていくそんな感じかな。

 

 木像の周りをぐるぐる回りながら、誰かと一緒に彫り続けていく、そんなイメージ。

 

 4月もそろそろ終わります。

 ここからが、大事。

 

 いろんなパートナーの方々と一緒に、丁寧に彫り進めたいな、と思う。

 

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