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本川良です。生活綴方教育に刺激を受け、その後『学び合い』の考え方に出会いました。 「「教室・学校と地域コミュニティ」について考える日々です。「お互いが尊重し合う関係の中でこそ,人はそれぞれの強みを発揮できる。」と考え、まずは足下から緩やかにチャレンジします。ホワイトボード・ミーティング®認定講師、日本イエナプラン教育専門教員資格認定。現在は福島県磐梯町教育委員会教育再デザインセンターに所属しています。

■無邪気でいてもいい

■無邪気でいてもいい

 このところ氷点下続きの毎日だったけれど、この日はその寒さも緩んでいつもより暖かな日。
 空も、雲1つ無い青空。

 こんな日は1日ずっと教室にいるのではもったいない、このタイミングを逃してはいけません(^^)

 外に行こう!
 
 みんなで校庭に出て、なんとなく暖かい空気を大きく吸って
「なんか今日は暖かい!」
って言い合う。
 
「田んぼに行ってみたいです!」
と言うので校庭下にある小さな田んぼに降りてみました。
 途中の小道には、ヨモギの小さな葉っぱが顔を出しています。

 おお、ばっちり氷が張っている!
 棒や石でたたいてみたりして、その厚さを確かめてみたり。
 上を歩いてみたり。
 人が乗っても、割れないくらいしっかりした氷になっています。

 張った氷を外してみたりしながら、しばらくそこで氷で遊んでいました。
 すごく厚い氷が張っていて、場所によっては10センチくらいのところもありました。

 私が子どもの頃なんかは、徒歩通学があたり前だったから、学校の行き帰りなんかはここんなことをして遊びながら歩いていたものでした。
 考えてみれば、今の子たちはこんなことすらする機会も場所も仲間も近所にいないんだなあ、と思います。 
 学校でくらいしかできないことになってしまったのかな?

 「わあ!すごいよ、この厚さ!」
「見てみて!これきれい!」
「つっめたーい!」
「ここ、割ってみっぺ!」
 
 そんなこんなで、氷で無邪気に遊んでいる子どもたちの姿を見て、
(ああ、まだまだ無邪気でいていいんだよね。)
って思いました。


 4月や5月のころは、そういえばそういう「汚れること」は嫌いでやりたくないと言って、土さえ触るのを嫌がっていた子もいたはずだけど、なぜかこの日はその子が先頭にたって氷遊びをしていたなあ?笑
 そんな子どもたちの様子に気が付けたのも、なんか貴重な時間だったな。

 

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