「人に迷惑を掛けてはいけない」
まあ、それはそうなんだけど。
でも、あえて。
「人に迷惑は掛けてしまうもの。生きて生活すからにはそんなものだから。だから、迷惑を掛けられたら、なるべく許してあげなよ。お互い様だからさー」
って考えのほうが好き。
だから、大概子どもたちにもそう言います。
わざと迷惑を掛ける人はいないんだから。
学校の「先生」ってけっこう
「人に迷惑を掛けてはいけません」
んって言ってしまうことが多いきがします。もちろんそのこと自体悪くはないし、その通りでもあるけど。
でも、そこを強めれば強めるほど、関わりも持ちづらくなってこないかな、って感じます。関わらないのが一番「安全」だから。
先日、ある、引きこもりになっていた青年たちの就労支援をされている会社の方とお話していました。そうしたら、
「仕事の効率や生産性、そして一人ひとりの特性や能力?の間で本人たちが苦労したり悩んだり、職場の方々との関係性が作りづらかったりしているんですよね。間に立つことで、私も悩みます。」
のようなことをお聞きしました。
仕事場も学校もきっと同じ。
お互い助け合えばいいし、その方が楽しいのは分かっているのでしょう。
でも……なんでしょうね。
うん、分からなければ、うまくいかなければ聞いていいし、手助けをもらっていいんだよね。だから自分も誰かの手助けができるときがあればすればいいんだ。
そういう練習を、教室や学校でうんと積めるような場をつくる。
共に生きるとか共生ってそういうことじゃないかな。
「