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本川良です。生活綴方教育に刺激を受け、その後『学び合い』の考え方に出会いました。 「「教室・学校と地域コミュニティ」について考える日々です。「お互いが尊重し合う関係の中でこそ,人はそれぞれの強みを発揮できる。」と考え、まずは足下から緩やかにチャレンジします。ホワイトボード・ミーティング®認定講師、日本イエナプラン教育専門教員資格認定。現在は福島県磐梯町教育委員会教育再デザインセンターに所属しています。

それでもOK

 知らず知らずのうちに、自分を縛ってしまっているものから自由になりたいし、子どもたちにもなってほしい、と思っています。

 

 

 こうじゃなきゃいけない、ここまでできないとだめ、こうすべき。これが当たり前…

 そういうのって、関係性や状況や時代によって色とりどりに規準は変わるもの。だから、自分できめたことが、その時はきっと「正しい」。

 

 

 できた、とか、まだできない、とかも自分で決めればいい。できてもまだできなくても、周りの人が笑顔で接してくれればOKなんだよね。どっちにしても次のチャレンジを始めるはず。

 「自分が嬉しい、楽しい」は「他者の嬉しい、楽しい」。

「他者の嬉しい、楽しい」は「自分の嬉しい、楽しい」。

 

 もちろん人間だから、うまくいかなくて、その反対のことになってしまうことだってあるよね。でも、それすらも「肯定」してあげる人がいてもいいんだと思います。そういう人もいないと、不安を抱えたまま。そして、やがて他者を攻撃したくなってきますよね。それも無理もない。

 

 学校行事なんかの取組も、

「自分で自分の『楽しい』をつくる練習」

「自分の一生懸命,夢中が『楽しい』につながるんだな…という経験」

「自分の『楽しい』が他者の『楽しい』につながるんだー、になんとなく気が付く経験」

だったりするんだと思っています。「人間関係形成」「社会参画」「自己実現」ってそんな感じなんだと思っています。

 

 

 本当は、教科学習だって、同じだよね…とすら思います。

 

 自分の「楽しい」と他者の「楽しい」を両方実現する。実現するためにあれこれやってみたことで「失敗」もする。それでOK。そんなことを繰り返しながらってことだなー。

 

 自分を縛らず、他者も縛らず、でもお互いに気持ちよく。

すっごくムズカシイから、何度も「失敗」してしまうんだな。

 

 それですら「OK!」って言ってくれる人がだれかいれば、次に進めるよね。

 

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