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本川良です。生活綴方教育に刺激を受け、その後『学び合い』の考え方に出会いました。 「「教室・学校と地域コミュニティ」について考える日々です。「お互いが尊重し合う関係の中でこそ,人はそれぞれの強みを発揮できる。」と考え、まずは足下から緩やかにチャレンジします。ホワイトボード・ミーティング®認定講師、日本イエナプラン教育専門教員資格認定。現在は福島県磐梯町教育委員会教育再デザインセンターに所属しています。

「うまくいかない」ことも、面白い。

  学校事情で、ここのところちびっこたちの体育の授業もしています。

 

 体育館の同じフロアで、高学年が「走り高跳び」をやっていて、半面でこちらがゴムを使って同じようなことをしていたわけです。

 自分たちで、カラーコーンにつないだゴムの高さを変えながら、跳び越し遊びをして居たんですが、時期に、

「連続で跳んでもいい?」

って聞かれました。

「連続?どういう感じ?」

って尋ねると、

「友達と一緒にとぶの。」

と。

 みていると、最初は2人で並んで走ってきて一緒にゴムを跳び越して

「やったー!」

と喜んでいて。2人で息を合わせて跳ぶのが面白いみたい。なるほど。

 

 そうこうしているうちに、

「今度はこうしよっ!」

と言って始めたのが、4、5人で集まって列をなして張ってあるゴムを連続して跳び越し、ぐるぐる回る遊び。縄跳びで言うと長縄の連続跳びみたいなイメージ。伝わるかな…。

 それで何遍も何遍もみんなでわいわい言いながらにこにこ跳んでいます。面白そう。

じきに、

「今度は跳ぶときに名前をいいながらね!」

「しりとりしながらね!」

なんてアイデアを出して楽しんで、それこそ、ずっと跳んでいます。

 

 なんか楽しそう。時々、ゴムに引っかかったりするんだけど、そうなると「ひっかかる」こと自体もなんか楽しいみたいで、

「あはははは」

とかってやっています。

 

 一人ずつ、いわゆる「高跳び」みたいに跳んでいた時は、ゴムに引っかかることは「ミス」「失敗」だったみたいだけど、これに関しては、それは「アクセント」みたいな感じになっています。

 

 「うまくいかない」ことも、面白い。

 

 あそび、だなあ(^^)と感じながら、ちびっこたちがあーだこいーだ言いながらやっているのを見ていました。

 

 

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