今日は、地域の成人式の日。
実行委員会の方から声を掛けていただき、列席することになっています。
私も当時、担任していた子どもたち。
震災を挟んで、2年間受け持たせていただいた学年です。
3年生の3月に震災、その後の混乱期の休校期間(春休み?)を経て引き続き4年生でも受け持ったのでした。
4年生になるときには、大きな被害を受けた近隣の学校からたくさんの転入生を迎えました。私の学級でも、6名の新メンバー。一人ひとり、大変な思いをしてからの転入でした。
「なるべく普通の楽しい学校生活を」「とにかく友達と一緒に学ぶ、遊ぶ時間を」
と思っていました。
3年生の1年間を『学び合い』で、協同的に学んでいた彼らだったので、新メンバーが入っても大丈夫だな、と思っていました。毎日毎時間、子ども同士のやりとりの中で過ごした方がどの子にとってもいいだろう、そう感じていたように思います。
被災の大きさの違いはあれど、どの子も震災で大きな不安を抱えたり、傷を受けてしまった子どもたちでしたが、彼らももう成人なんだな、と思います。
当時の写真を、もう一度振り返って見てみました。
写真だけみると、震災があったなんて言われないと分からないくらい。
そして、
(ああ、今ならもう少し、できたことあったのにな…)
(至らなかったな…)
ということもたくさん思い出されます。
でも、私にとっては「子どもたちの力を信じて任せる」ことに安心できた、震災後の1年でした。
子どもは子どもの中が一番安心、そんな環境を彼らがつくってくれていたとすればうれしい。どうだったかな。