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本川良です。生活綴方教育に刺激を受け、その後『学び合い』の考え方に出会いました。 「「教室・学校と地域コミュニティ」について考える日々です。「お互いが尊重し合う関係の中でこそ,人はそれぞれの強みを発揮できる。」と考え、まずは足下から緩やかにチャレンジします。ホワイトボード・ミーティング®認定講師、日本イエナプラン教育専門教員資格認定。社会教育士。現在は福島県磐梯町教育委員会教育再デザインセンターに所属しています。https://note.com/bandai_gradation/

「ああ、一人じゃないな」ってこと

 結局、

「一人じゃない、と感じられる」

ことなんだなーって思った。

 

 先日、ある機会があって、ここ3,4年に自分で心掛けていることを大まかにもう一度考え直して整理する、みたいな時間をちょっと多めにとった。

 

 こうだといいな…って思って意識していたことは「対話のきっかけや場をつくる」ってことだけなんだな、結局は。

 

 そこが、教室であっても大人の集まりであっても、それはどこでも同じで。

「対話」という言葉を使うと、なんか立派な?堅苦しい?と思われる方もいるかも知れないけれど、そうじゃなくて、自分の中から出てくる言葉ではなそうじゃないか、ってことなんです。

 立場や役割、誰が言っても同じような言葉じゃなくて、自分自身から出てくる言葉で、ってこと。

 

 自分自身の言葉で話せる人がいたり、自分自身の言葉で話してくれる人がいるときに、その言葉が時に厳しい言葉であったとしても

「ああ、一人じゃないな」

って思えるんだと思う。

 

  そして、そう思える環境の中にいるときに、

「もう一度始めよう」

って思えるんだな。

 

 だから、環境をみんなでつくるってこと。変えようとか、育てようとか、しなくていいから、「一人じゃないな」って心底思える環境、場をみんなでつくればいいんだ。自分のために、でもある。

 

 

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