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本川良です。生活綴方教育に刺激を受け、その後『学び合い』の考え方に出会いました。 「「教室・学校と地域コミュニティ」について考える日々です。「お互いが尊重し合う関係の中でこそ,人はそれぞれの強みを発揮できる。」と考え、まずは足下から緩やかにチャレンジします。ホワイトボード・ミーティング®認定講師、日本イエナプラン教育専門教員資格認定。現在は福島県磐梯町教育委員会教育再デザインセンターに所属しています。

「おしおき」

 「てつがくおしゃべりカード」で、子どもたちと対話の時間。

 

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 ひいたカードは「おしおきって何かの役に立つ?」。

 

 「立ちませんね」

とある子は即答。

 

「へえ。もう少し聞かせてくれる?」

ってまたしばらくやりとり。

 

 実に面白かった。

 

「おしおき」って言葉、意味的には「刑罰」っていうのもあるけど、「子どもや動物へのしつけ」みたいな意味合いで使われることもある、とのこと。(辞書的に)

 

 正義と悪…みたいな位置付けになりやすい言葉だな、というのが私の印象。それも「正義」に立つ側が一方的意にジャッジし実行するみたいな。そこに意思疎通も相手に対する配慮もあまりない感じ。

 

 この後も、しばらく「おしおき」談義。

 

「結局、いやな思いをするだけじゃないですか?」

「悲しんで終わる、その繰り返しになってしまう。」

 

 子どもたちの言葉、受け止めたいな。

 

「因みに、『おしおき』って何のためにするんだろうね?」

って話も一緒に。

 

 「ところでそれって効果はあるのか?」

って話も。

 

 

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