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本川良です。生活綴方教育に刺激を受け、その後『学び合い』の考え方に出会いました。 「「教室・学校と地域コミュニティ」について考える日々です。「お互いが尊重し合う関係の中でこそ,人はそれぞれの強みを発揮できる。」と考え、まずは足下から緩やかにチャレンジします。ホワイトボード・ミーティング®認定講師、日本イエナプラン教育専門教員資格認定。社会教育士。現在は福島県磐梯町教育委員会教育再デザインセンターに所属しています。https://note.com/bandai_gradation/

■言葉にする、ということ

■言葉にする、ということ

 

 「これが大事だ」

「これこそ、掲げるべき理念だ」

「こういうことを大切にしていきましょう!」

 

 そんな感じで、ビジョンだったり、スローガンだったり、目標だったりを掲げたりして言葉にします。

 

 文言。

 

 それに随分とこだわった時期もありました。

 

 言葉にこだわるのは、とても大切なことだと思います。思いや気持ちにぴったりする言葉が見つかったときはやっぱり嬉しいものです。

「おお、これこれ!」

って。

 

 その言葉に触れると、その時の思いや気持ちにまた戻れる、そういうこともあります、だから言葉にするのかもしれません。

 懐かしい音楽を耳にすると、かつてそれをよく聞いていた時代に心がタイムスリップするようなこと、ありますよね。あれと似たような感じかもしれません。

 

 その言葉を一緒に紡ぎ出したメンバーだからこそ共有できる感覚。

 だから一方で、自分や自分たちで言葉を紡ぎ出すことをしないで、ただ「ショーケースに入った言葉」を選んだり、使ったりしても、それってあまり意味が無いと思います。

 

 言葉は、その照らし合わせる背景やプロセス次第で意味合いが変わってくるから。

 

 

 「言葉になっているから分かりますよね」

では決して無いなあ…と感じます。理念や目標は時々取り出して、「温め直す」ことが欠かせません。

 

 

 

 

 大切にしたいから、

「これってどういうことかな?」

って立ち止まって、みんなで考える時間と場は必要だな、と思います。

 

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