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本川良です。生活綴方教育に刺激を受け、その後『学び合い』の考え方に出会いました。 「「教室・学校と地域コミュニティ」について考える日々です。「お互いが尊重し合う関係の中でこそ,人はそれぞれの強みを発揮できる。」と考え、まずは足下から緩やかにチャレンジします。ホワイトボード・ミーティング®認定講師、日本イエナプラン教育専門教員資格認定。現在は福島県磐梯町教育委員会教育再デザインセンターに所属しています。

4月のスタート

 新しい年度が、または始まります。

 

 新しい立場、新しいチャレンジ、新しい仲間。いろんな新しいが始まる感じ。

 

 そんな中で、同時に起こるのが

「前はどうしていたの?」

「前のやり方は?」

「他のところでは?」

 

 その気持ちも分からなくもないんですが。

 

 でも「やり方」(それも、それがほんとうによいのかどうかの吟味も不十分なまま)を「前は…」「他のところでは…」のようにHOW TOから入ってしまっては、残念。

 

 「主体的」とか「対話的」とか子どもに伝えるのであれば、まず私たちの願いや思いからスタートして、そこから自分たちのHOW TOを探したいよね、それ自体をみんなで「探究」したいな、って思う。

 私たち教員は、子どもから学び、同僚からも学ぶ、地域・社会からも学ぶ。そんな「学ぶこと」のスペシャリストなんだから。

 

 4月のスタート。

 いきなりHOW TOから入ってしまうと、私たちの探究のドアもいきなり閉まってしまいます。

 

 「ねえ、どうしたい?」

 「どうなるといい?」

 「願いは何かというと…」

 

 そんなところから、子どもたちや同僚の方々とスタートしたい。

 

 

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