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本川良です。生活綴方教育に刺激を受け、その後『学び合い』の考え方に出会いました。 「「教室・学校と地域コミュニティ」について考える日々です。「お互いが尊重し合う関係の中でこそ,人はそれぞれの強みを発揮できる。」と考え、まずは足下から緩やかにチャレンジします。ホワイトボード・ミーティング®認定講師、日本イエナプラン教育専門教員資格認定。現在は福島県磐梯町教育委員会教育再デザインセンターに所属しています。

折り合い

 互いの思いや言い分だったり、そこがずれていると対立も起こる。

 

 それは子どもでも大人でも同じことだな、と思います。

 

 昨日ある方と一緒におしゃべりする時間がありました。大人の職場を任されているかたで、思いやりのある優しい方です。

「職場でいまこんなことも起こっていてね…、どうしたらいいかみんなで話し合っているところ。」

と話してくれました。

 

 聞くと、そういうことは、やはりどこでもあることなんだなあ、と思います。私の身近なところでもつい最近あったばかり、というか現在進行形でもあります。

 

 「私の立場からだと、どっちの気持ちも分かるし、だからこそ、簡単にジャッジできることではなくてね。」

と話します。

 

 

 その方の立場を使えば、「ジャッジ」も出来るのですが、それはしたくない、と話します。

 

 ジャッジをすれば、「ことは終わり」ます。でもねー、です。

 

「おりあいをつける」という言葉が頭に浮かびました。それは、関係者それぞれが、

「まあ、仕方ないか」を受け入れることかな、と。

 

「いったん、この辺りでよし、としておいてとりあえず先に進もう」

みたいなところもあるのかもしれません。根本的な解決には至らないから、いったん宙づりにしておこう、みたいな。

 

 折り合いをつける、宙づりにしておける組織、メンバーは、やはり「おとな」なんだと思いました。

 

 だったら、子どもたちの学校生活でも、「折り合いのつけかた」を毎日毎日の学習、生活の中で積み上げていくことだよな、と感じます。

 

 それにも技術があるでしょうね。