次の場所へ行こう

本川良です。生活綴方教育に刺激を受け、その後『学び合い』の考え方に出会いました。 「「教室・学校と地域コミュニティ」について考える日々です。「お互いが尊重し合う関係の中でこそ,人はそれぞれの強みを発揮できる。」と考え、まずは足下から緩やかにチャレンジします。ホワイトボード・ミーティング®認定講師、日本イエナプラン教育専門教員資格認定。現在は福島県磐梯町教育委員会教育再デザインセンターに所属しています。

「スキルとマインドをセットに」

 「スキルとマインドをセットに」

 ある学びの会の中で、耳に残った言葉。

 

 当たり前といえばそうなのだけど。

 

 できる、できない(まだできない)、上手、下手。

 なんか(本当はそういうことではないと分かってはいても)、「スキル」って言葉には、私にはそんなイメージが付いて回ってしまっているんだな…と気が付かされたかもしれない。

 

 だから、この「スキルとマインドはセット」という言葉に心底ほっとしたんだと思う。分けるものではない。

 分けているつもりはなくてもどこかで分けていたのかもしれない。(言葉、おそるべし)

 

 スキルは練習することによって上手になる。

 積み上げて行くイメージ。目に見えやすいから、だからこそ、目を向けたくなくなるときもある。マインド優位になっているときはなおさら。

 

 一方マインドって、自分や他者との対話で磨いていくイメージ。私はけっこうこっちが好きなタイプなんだな…とあらためて気が付かされる。

 

 考えていることや感じていることに対して自分のスキルが追いついていない時は、やっぱりそれなりにがっかりはする。とはいえ、そこに見合うだけの足りないスキルに気が付くってことでもあるから、また練習する機会でもあるわけだ。

 

 場合によっては、スキルの高い人に力を借りながら一緒にやるとうことだってあってもいいしね。

 

 そういう意味でも「スキルとマインドをセットに」なんだな、と感じた。