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本川良です。生活綴方教育に刺激を受け、その後『学び合い』の考え方に出会いました。 「「教室・学校と地域コミュニティ」について考える日々です。「お互いが尊重し合う関係の中でこそ,人はそれぞれの強みを発揮できる。」と考え、まずは足下から緩やかにチャレンジします。ホワイトボード・ミーティング®認定講師、日本イエナプラン教育専門教員資格認定。現在は福島県磐梯町教育委員会教育再デザインセンターに所属しています。

■ビジョンミーティング

 ■ビジョンミーティング

 

 2学期の大きな行事に「学芸会」があります。

 

 1学期は運動会があって、それを通して子どもたちも私たちもまた、一歩進めた感覚をもてたので、2学期もまた行事と日常の学習を「つなげつなげしながらいい時間をみんなでつくれたらいいな、と思います。

 

 1学期は「運動会ビジョンミーティング」を行ったので、2学期は「学芸会ビジョンミーティング」。

 

○子どもたちのいいところ、伸びているところというと?

○子どもたちの次のチャレンジ、課題はというと?

○「こんな学芸会はいやだ」というのはどんな感じ?

○「こんな学芸会にしたい、なるといいな」はどんな感じ?

 

 そんな4つのテーマそれぞれについて、一人ずつキーワードを2,3書き、それを見せながら話し、聴き合います。全員が一通り話し終わることには、だいたい、私たちの中での学芸会イメージがだんだん、おぼろげながらでも固まってきます。

 

 

 その「おぼろげながら」っていいうのが、私は結構気に入っています。かちっと言葉にして決めきらなくて、ぼんやりと「うちの学芸会、こんな感じを目指そう」っていう…含みのあるあたりにとどめています。

 

 その「おぼろげ」を形作っているキーワードの塊は、画用紙上に付箋紙の集約としてのこっているから、取り組む過程でいつでもそこが立ち戻る場所になることでしょう。

 

 みんなで取り組む行事だから、お互いにイメージを聴き合う、そしてそれぞれが「小さなチャレンジ」を決め、公開し合うってことを大切にしたい。

 

 もちろん子どもたちとも。