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本川良です。生活綴方教育に刺激を受け、その後『学び合い』の考え方に出会いました。 「「教室・学校と地域コミュニティ」について考える日々です。「お互いが尊重し合う関係の中でこそ,人はそれぞれの強みを発揮できる。」と考え、まずは足下から緩やかにチャレンジします。ホワイトボード・ミーティング®認定講師、日本イエナプラン教育専門教員資格認定。現在は福島県磐梯町教育委員会教育再デザインセンターに所属しています。

感情、言葉

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「教えない」という言葉に惹かれて。

 

 気になって本に赤線をいれたり、メモしたりしたところはたくさんあったんだけど、その中の一つに、

 

「人は、相手から何を言われたか?ではなく、どんな気持ちにさせられたか?をずっと覚えている生き物だから。」

 

という部分があった。

 

 ここでふと立ち止まる。「言われた」立場に自分を置くとよく分かる。そういう経験もいくつも思い出せる。

 でも、「言った」立場だとどうだろう。自分の考える「正しさ」や身勝手な「善意」で自分の感情だけを伝えてはいなかっただろうか。

 

 いや、絶対ある、最近だって、

(あ…、あのときはそうだった…)

と思い出せる出来事がある。

 

 うむー。

 

 感情、言葉。

 

 言葉にすれば分かる、伝わる、伝えたことになる、自分が安心したいがために都合良く言葉を使ってしまうこと、あるなあ、と思う。すり合わせるという一手間二手間を省いてしまっているんだな、と感じる。

 

 感情と言葉を行ったり来たりする、それは自分自身とだったり他者とだったり。

 

 また同じような失敗をするかもしれないし、多分するんだけど、いったんこう自分に釘を刺しておくと、自分で気付くこともきっと増えてくるだろうな。

 

 そこに期待する。