「教えない」という言葉に惹かれて。
気になって本に赤線をいれたり、メモしたりしたところはたくさんあったんだけど、その中の一つに、
「人は、相手から何を言われたか?ではなく、どんな気持ちにさせられたか?をずっと覚えている生き物だから。」
という部分があった。
ここでふと立ち止まる。「言われた」立場に自分を置くとよく分かる。そういう経験もいくつも思い出せる。
でも、「言った」立場だとどうだろう。自分の考える「正しさ」や身勝手な「善意」で自分の感情だけを伝えてはいなかっただろうか。
いや、絶対ある、最近だって、
(あ…、あのときはそうだった…)
と思い出せる出来事がある。
うむー。
感情、言葉。
言葉にすれば分かる、伝わる、伝えたことになる、自分が安心したいがために都合良く言葉を使ってしまうこと、あるなあ、と思う。すり合わせるという一手間二手間を省いてしまっているんだな、と感じる。
感情と言葉を行ったり来たりする、それは自分自身とだったり他者とだったり。
また同じような失敗をするかもしれないし、多分するんだけど、いったんこう自分に釘を刺しておくと、自分で気付くこともきっと増えてくるだろうな。
そこに期待する。