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本川良です。生活綴方教育に刺激を受け、その後『学び合い』の考え方に出会いました。 「「教室・学校と地域コミュニティ」について考える日々です。「お互いが尊重し合う関係の中でこそ,人はそれぞれの強みを発揮できる。」と考え、まずは足下から緩やかにチャレンジします。ホワイトボード・ミーティング®認定講師、日本イエナプラン教育専門教員資格認定。現在は福島県磐梯町教育委員会教育再デザインセンターに所属しています。

■「ていねい、って何?」

 「人にも、商品にもていねいであること、かな」

 

 この間、子どもたちと校外学習に行きそこのお仕事を手伝わせていただきました。

その時に、ある子が

「しごとで大切にしていることって何ですか?」

って質問をしました。

 

 それに対する“こたえ”が「ていねいさ」

 

 「ていねい」とは、どういうことか。

 それって、きっと言葉だけでは分からないこと何だと思うし、

(そっか、ていねいに、なんだな)

と分かった気になってもだめなんじゃないかな…と思った。

 

 その日、半日だけだったけれど、お手伝いをし商品を一緒に扱い、その人と直接関わって、やっと「ちょっとだけ」ていねいってどういうことか…を感じるんじゃないかなと思うから。

 

 そして、そういう言葉って、今後も何度も繰り返し体験し、関わり、他との関連付けや比較をしながら

「ていねいってなんだ?」

を考え続けていることなんじゃないかな。

 

 だから、私自身が

「ねえ、ていねいってどういうことだと思う?今日の“ていねい”ってなんだった?」

みたいに、問いを持ち続けたり出したりしていくこと、そんなふうに、宙ぶらりんのまま考えていたいな…と思ったのでありました。

 

「ていねい、って何?」