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本川良です。生活綴方教育に刺激を受け、その後『学び合い』の考え方に出会いました。 「「教室・学校と地域コミュニティ」について考える日々です。「お互いが尊重し合う関係の中でこそ,人はそれぞれの強みを発揮できる。」と考え、まずは足下から緩やかにチャレンジします。ホワイトボード・ミーティング®認定講師、日本イエナプラン教育専門教員資格認定。現在は福島県磐梯町教育委員会教育再デザインセンターに所属しています。

「仮決めしながらすすむ」

 朝、ラジオを聞きながら、耳に留まった言葉。

「仮決めしながらすすむ」

 

 今の段階では、みんなでこう決めておこう、一応。

 でも、また不都合があったら、また相談して決め直そう、そうやって進んで行こう

 

 

 そんなような意味、と捉えました。

 

(ああ、そうだなあ…)

と思います。

 

 「もう決まったことだから」「こう決めたんだから、こうしないと」

 確かにそうではあるんですが。そうしないと何のために話し合っているか分からなない、そういう部分もあるでしょう。

 

 でもね、そう強く決めてしまえばしまうほど、実は自分たちの首も同じようにしめてしまうことにもなるでしょう。

 

「仮決めしながらすすむ」は曖昧領域を残したまま進むってことでもある。完璧とか完全じゃないけど、それでもいいから、まずは進もうってスタンスかな。

 

 実は、その方が、現場に良好な対話が生まれる、その結果、なんだかんだいってうまく進む、そんなふうになるんじゃないかな。

 

 完璧、完全はそこに対話の入り込む余地を許さないから。

 

 

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