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本川良です。生活綴方教育に刺激を受け、その後『学び合い』の考え方に出会いました。 「「教室・学校と地域コミュニティ」について考える日々です。「お互いが尊重し合う関係の中でこそ,人はそれぞれの強みを発揮できる。」と考え、まずは足下から緩やかにチャレンジします。ホワイトボード・ミーティング®認定講師、日本イエナプラン教育専門教員資格認定。現在は福島県磐梯町教育委員会教育再デザインセンターに所属しています。

■「〇〇くんの強みというと?」

■「〇〇くんの強みというと?」

 


 この前、算数をしながらある子が、けっこう唐突に

「あ、せんせー?僕の強みって、こういうメモリをぱっと読めるとか大きな数とかですよねー」

なんて私に聞いてきた。


 その子は、1メモリが表す大きさが様々であってもなぜか、すいっと、

「あ、ここだと、こういうことですよね?」

とさっと読み取ります。まだ未習の「大きな数」に至っては、興味があるのか、兆を超える単位でも読んだり書いたりしていたんですね。だから私も、そのたびに

「おおー、〇君の強みだよなあ、そういうの~!ほんと、すごいわー!」

と感心していたんです。(だって本当にすごいから~)

 


 そんなことを思い出して、その子は似たような問題に出くわしたときに私にそう聞いてきたのかな?と思いました。

 


 やっぱり、「強み」って他者から強化してもらう要素も大きいな…とあらためて思ったし、こういうタイミングは逃さない方がいいな…と思ってクラスのみんなで(といっても一桁ですが)で

「お互いの強みを見つけ合って、みんなで伸びようミーティング!」

をしてみたんです。ホワイトボード・ミーティング®をしてエピソードの共有までを目指しながら。


 友達から言ってもらったほうが、やはり子どもたちは嬉しそう。仲間からのコメントをもらったあとは、当の本人に

「はい、それではご本人、一言!」

「では、自分の強みというと?(^^)」

という問いでそれぞれ話してもらいました。

 ある子は、

「うれしい!」

という一言から話し始めたり。

 華やいだ柔らかい空気になったなあーと思います。

 


 こういうの、職員室でもやってみたらいいな…と思いました。

 

 やってみるかなー、きっといいと思うよ。