次の場所へ行こう

本川良です。生活綴方教育に刺激を受け、その後『学び合い』の考え方に出会いました。 「「教室・学校と地域コミュニティ」について考える日々です。「お互いが尊重し合う関係の中でこそ,人はそれぞれの強みを発揮できる。」と考え、まずは足下から緩やかにチャレンジします。ホワイトボード・ミーティング®認定講師、日本イエナプラン教育専門教員資格認定。現在は福島県磐梯町教育委員会教育再デザインセンターに所属しています。

■あったよねえー

■あったよねー

 

 先日、久しぶりの「休日」っぽい日にバイクでブラブラしていました。

その「ブラブラ」具合をフェイスブックに上げていたら、

「まだ、○○にいます?ちょいと行きます!」

と「かつての子ども」M君が連絡をくれました。

 

 ありがたいことです。

 

 ちょうどその時、カフェにいたのでそこで会えることになりました。そして、しばしおしゃべり。

 

 「写生会とかありましたよね!一日、岸壁で絵とか描いたり。」

「で、そこで、せんせーと休みの日に、釣りとかしましたよね?」

なんて話も。

 

 ああ…そういえば。そうだった、そうだった。あのころ休みの日に待ち合わせをして、岸壁で釣りをその子に教わって一緒にやったんだった!

 考えてみれば、別な学校でもそんなことあったなあ…。

「あったよねえー」

を何度も2人で言い合ったり。

 

 一緒に地域を歩いて、あれこれ案内してもらったり。家庭訪問の時なんかは、だいたい子どもが、次の訪問先の家まで案内してくれたりしたんだよな。

 

 

 学校のせんせいも、若い人は大概、学区に住んでいたから休みの日に子どもたちが教員住宅に遊びにきたり。

 家庭訪問なんかは、

「しぇんせい!家庭訪問は夜7時ね!」

なんてことも、けっこうあった、かも…はは。

 地域に住んでいたから。

 

 

 そんな感じでも、学校と地域は、ある面関係をつくってきたんだと今は思います。私より前の世代は、さらに、だと思いますが。

 

 時代も変わり、単純に今と比べることはできませんし、昔はよかった、とだけ言うつもりもありません。

 

 「地域学校協働活動」「コミュニティスクール」などについて集中的に学んでいる最中です。いろいろな仕組みやシステム、きめ細やかな役割などが出てきます。もちろん、うまくいくにはそれなりの「システム」は、あったほうがいいのでしょう。

 

 それは、分かるけど。

 

 一方で、システムが邪魔する、って側面もあると思っていたりします。

 

 だから。

 

 「人と人との柔軟なかかわり」か「システム」か、どっちがいいとかどうとか、じゃなくて、その両方を行ったり来たりする私になりたいな、と思うのです。

 

 「子どもが地域で育つ」、は、「教師も地域で育つ」チャレンジとセットの方が面白そうだから。

 

 

   M君のおかげで、しばしタイムスリップできて楽しかった。

 

 

 そういえば…

 親子凧揚げ大会、とか釣り大会、とかあったよなあー。