次の場所へ行こう

本川良です。生活綴方教育に刺激を受け、その後『学び合い』の考え方に出会いました。 「「教室・学校と地域コミュニティ」について考える日々です。「お互いが尊重し合う関係の中でこそ,人はそれぞれの強みを発揮できる。」と考え、まずは足下から緩やかにチャレンジします。ホワイトボード・ミーティング®認定講師、日本イエナプラン教育専門教員資格認定。現在は福島県磐梯町教育委員会教育再デザインセンターに所属しています。

HappyBirthday

■HappyBirthday

 

 「お、今日は○○くんの誕生日じゃんかー」

「そうそう、そうなんだよー、おめでとうー」

 そんな感じの朝の玄関口でした。

 

 その後の、朝会。

 「朝の挨拶」役の子。代表の校長先生に、挨拶をする役なのですが、「おはようございます」を言う前に、何か一言いうのが、まあ慣例になっていて。

「なんて言ったらいいかなあ?」

って言っていたから、

「そりゃあ、今日だったら『今日は○○くんの誕生日です!」じゃねーのー?笑」

って言ったら、

「そっかー!」

と。

 それで、その子が

「今日は○○くんの誕生日です。…」

っていうと、みんなで、

「おめでとー」「おめでとー!」

ってわいわいと。そんな朝会のスタート。

 

 そうしたら、校長先生の講話も、なんと偶然「HappyBirthdayのうたの由来」で。これにはびっくり。校長先生が、話の締めに、

「じゃあ、今日は、○○くんに1日の中で『HappyBirthdayのうた』を歌ってあげてくださいね!」

と言ったら、ある子が、

「今歌えばいいんじゃないですか?(^_^)」

と。

「そうだね~」

ってことになり、今度はみんなで『HappyBirthdayのうた』を歌う流れになりました(^_^)

 「今歌えば」

と言った子もすごいし、

(たしかに)

と受け取った校長先生もすてきだなー。

 

 

 その日の朝は、あるラジオで、

「誕生日は、他のお祝いの日とちょっと違って、何かの成果を上げたとか結果を出したとかではなくて、その人の存在そのもの、生まれてくれて、居てくれてありがとう、おめでとう、を伝える日なんですよね。」

って言っていて

(そうだなあ…)

とあらためて思ったのでした。

 

 そういう意味でも,この日はまさに「HappyBirthday」尽くしの日でした。

 

 

 全校で20人に満たない学校だから?朝会もこんな感じになります。そしてそういうところがなんともいいよなあ、と感じられるのでした。