「一年に100冊読め。」
教員4年目の時に出会った校長先生は、私に言った。
(1年に100冊?それって3.4日に1冊って感じじゃないのか?無理でしょ!)
当時、毎日に仕事でアップアップだった私には、とうてい無理なことのように思った。
その先生が、私にほれ、と渡してくれた本があった。
「3日経って読めなかったら返せよ。どうせ、読まないから。」
と言われたことが、なんか、引っかかって、すぐに読んだ。
その本に触発されて、そこから「生活綴り方」実践に力を注ぐようになったのだった。
その校長先生、ぶっきらぼうなところもあったりで、当時の職員からは、あんまり評判は良くなかった。
けれども、私には、そのちょっと「わけのわからなさ」が、なんとも気になって(つまりは、多分、好きだったのだと思う)仕方がなかった。
その先生が開いてくれた、「生活綴り方」実践が契機になって、その後、『学び合い』だったり、イエナプラン教育だったり、ファシリテーションだったりと学び続けてこられたんだな、と思う。
今思うに、私の最初の「師」だったんだなぁ、と。
傍に並ぶ、積読の本を見ていたら、その校長先生のことを思い出した。
今は年間100冊、読めているかな…絵本も込み、だけど笑。まだまだ、追いつきませんね。