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本川良です。生活綴方教育に刺激を受け、その後『学び合い』の考え方に出会いました。 「「教室・学校と地域コミュニティ」について考える日々です。「お互いが尊重し合う関係の中でこそ,人はそれぞれの強みを発揮できる。」と考え、まずは足下から緩やかにチャレンジします。ホワイトボード・ミーティング®認定講師、日本イエナプラン教育専門教員資格認定。現在は福島県磐梯町教育委員会教育再デザインセンターに所属しています。

「先生はえらい」

「一年に100冊読め。」

 

教員4年目の時に出会った校長先生は、私に言った。

(1年に100冊?それって3.4日に1冊って感じじゃないのか?無理でしょ!)

当時、毎日に仕事でアップアップだった私には、とうてい無理なことのように思った。

 

その先生が、私にほれ、と渡してくれた本があった。

「3日経って読めなかったら返せよ。どうせ、読まないから。」

と言われたことが、なんか、引っかかって、すぐに読んだ。

その本に触発されて、そこから「生活綴り方」実践に力を注ぐようになったのだった。

 

 その校長先生、ぶっきらぼうなところもあったりで、当時の職員からは、あんまり評判は良くなかった。

けれども、私には、そのちょっと「わけのわからなさ」が、なんとも気になって(つまりは、多分、好きだったのだと思う)仕方がなかった。

 

 その先生が開いてくれた、「生活綴り方」実践が契機になって、その後、『学び合い』だったり、イエナプラン教育だったり、ファシリテーションだったりと学び続けてこられたんだな、と思う。

 

 今思うに、私の最初の「師」だったんだなぁ、と。

 

 傍に並ぶ、積読の本を見ていたら、その校長先生のことを思い出した。

 

 今は年間100冊、読めているかな…絵本も込み、だけど笑。まだまだ、追いつきませんね。