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本川良です。生活綴方教育に刺激を受け、その後『学び合い』の考え方に出会いました。 「「教室・学校と地域コミュニティ」について考える日々です。「お互いが尊重し合う関係の中でこそ,人はそれぞれの強みを発揮できる。」と考え、まずは足下から緩やかにチャレンジします。ホワイトボード・ミーティング®認定講師、日本イエナプラン教育専門教員資格認定。現在は福島県磐梯町教育委員会教育再デザインセンターに所属しています。

「自分の声を自分に聞かせました」@ホワイトボード・ミーティング®

■「自分の声を自分に聞かせました」@ホワイトボード・ミーティング®

 

 ホワイトボード・ミーティング®の「気軽な勉強会」を石巻市内と石巻雄勝地区の2箇所で行っています。それぞれ月1回です。

 

 基本的なフレームの練習をすることと同時に、参加者同士で緩やかに聴き合い、ちょっとすっきりしたり、楽しくなったりしてまたそれぞれの現場に戻れるようになるといいな、そんなことも考えながら続けて居ます。

 

 さて、先日、参加者の一人であるNさんから嬉しいフィードバックをいただきました。Nさんは、震災後に石巻に移住され、それからもずっと、地域活動に取り組まれている情熱あふれるかたです。

 先だっても、大きなイベントを、大勢の実行委員の方々と一緒に企画/準備され、成功させました。その動き出しの、第一歩の企画会議を「気軽な勉強会」で行ったのでした。まだ、Nさんの頭の中にある、もやもやした構想を一旦出して整理してみますか?そんな感じのスタートでした。

 

 で、そのフィードバックは

 「あえて口にして、自分の声を自分に聞かせました。よし!踏み出そう!その機会を得たのもホワイトボード・ミーティング®でした。いい、そして不思議なご縁をいただいています。そんなふうな学びの時間をいただいています。」

 

 本当に嬉しいです。

 ああ、フィードバックをいただけるってなんって嬉しいことだろう、とじんわり思います。

 Nさんのお役に、少し立ったのか、と思うと。

 

 そしてそして、さらに嬉しいのが。

「自分の声を自分に聞かせました」

の部分。

 

 内なる、もう一人の自分の声を、自分が聞く。

 そこから、踏み出す。

 

 ああ、素敵だなあ、と思いました。

 

 

 誰にも、そしてもちろん子どもたちにも、「もう一人の自分」っています。

 その「自分」(分人)が、出てこられるように、誰かが聴く。みんなで聴く。

 

 そんな関係性や場が、たくさんあるといいよね、そんなふうに感じます。