私は、「日本イエナプラン教育協会」というのに所属しています。
イエナプランには、「20の原則」というものがあります。
1~5は、「人間について」。人間をどのような存在ととして捉え、どうあるといいのかを記している部分。6~10は「社会について」。一人ひとりがユニークな存在であることを認めた上で、どんな社会を理想の姿として描いているかが書かれています。そして、11~20は、「人間」「社会」への考え方をベースにした上で、「では、学校はどういう場であるといいのか?」が書かれています。
(ぜひHPから見てみてくださいねー)
「イエナプランはコンセプト」。
20の原則の1~5、6~10の解釈を、それこそぐるぐると考えながら、実際の現場を見て行く、つくる主体となる、そんなイメージを私は持っています。まるで螺旋階段を上っていく、ぐるぐる回ってまた立ち戻る、そんな感じです。
今日は、会員の,ミニ学習会がありました(オンライン)。まさに「20の原則」を読み、考え、対話する時間。
こういう、言って見れば抽象的な、概念的なことに対する対話こそ(自己内対話も含めて)、
(めっちゃ大切だよな…、大切にしたいな…)
と思います。
自分の思考とか、視座を上げて行くのに、欠かせないと私は感じているから。
「分かりやすく」「具体的に」「何をすればいのか」「教えてください」「そんな抽象的な話はいいから」
なんて話に、現場はなりがちじゃ有りませんか?
もちろん具体的なこと、も当然必要です。でも、「そもそも」を感がないで、そっちばかりになるのは問題です。同じことをやるにしてもやらないにしても、「螺旋階段」のどの高さから見て、それを判断し実行している(いない)のかは「そもそも」に対して大きな違いが生まれるからです。よくいう「手段の目的化」ですね。
「イエナプランはコンセプト」
この「20の原則」とくに1~10に時々立ち戻りながら、教室や学校、職員室を眺めて、そして何かをしたり、敢えてしなかったりしていきたいのです。
(ここに立ち戻らないとな)
と思う機会をいただいた、協会のスタッフに感謝です。