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本川良です。生活綴方教育に刺激を受け、その後『学び合い』の考え方に出会いました。 「「教室・学校と地域コミュニティ」について考える日々です。「お互いが尊重し合う関係の中でこそ,人はそれぞれの強みを発揮できる。」と考え、まずは足下から緩やかにチャレンジします。ホワイトボード・ミーティング®認定講師、日本イエナプラン教育専門教員資格認定。現在は福島県磐梯町教育委員会教育再デザインセンターに所属しています。

■災害で始まってしまった2024年

■災害で始まってしまった2024年

 

 2024年はどうしたいかな、どうなるといいかな…、って考えていたら、いきなり緊急地震速報がなり、驚きました。

 その後はテレビを見ながら、状況を注視していました。
 (どうなるのか分からない…これから何が起こるのか分からないけど、なんか大変なことになっている…)と感じるのが、これほど自分を不安にさせるのか、とあらためて思いました。   
 報道を見ながら、東日本大震災を、やはり思い出します。

 1日たって、も未だ進行中の状態に、本当に気が休まりません。もちろん、現地の皆さんとは比較にはならないことは承知していますが。
 被災された皆さんが、1日も早く、落ち着いた生活に戻れますように、と願うばかりです。

 義援金など、こちらでも時期に何か動きがあると思います。まずは自分ができそうな小さな支援を行えればと思っています。
  

 

 こんな大変な1年のスタートになってしまいましたが。
 簡単にでも、自分なりの方向性を考えてみました。

 やっぱり、私は、自分のペースで、自分で考え決めながら、ぼちぼちやっていくのが性分に合っているんだな、と思います。パワーをだしてバリバリ、って姿には憧れるけれど、ちょっとそれは難しそうです。長続きしないし無理が出そうです。
 やっぱり、「寄り道もしながら、ブラブラする」、そんなスタイルが合っているな、と感じます。
 

「キーワード」にしたいのは
 ○「人、旅、本」×「ゆる」  
    今年も自分なりに、学び続ける、ことを大切にしたいと思います。人から、旅から、本(著者)から。それぞれに、「対話」を意識しながら。自分の「前提」「常識」を一旦脇に置いて、受け取ってみる。そんなところからスタートしたい、と思っています。そして、そこから自分が考えたことも、ことば、その他で表現することを続けていこうと思います。


 「ゆる」とは、昨年よんだ「ガチガチの世界をゆるめる」という本からいただいたことばです。

millionyearsbookstore.com

 

 「一生懸命」とか、「がんばる」って言葉に対して、この「ゆる」って言葉は、なんとなくマイナス?なイメージを与えてしまうかも知れません。前者が良くて、後者がイマイチ…みたいな感覚って割と「前提」として社会にはあるのでは(学校にも)と感じます。暗黙のルール、みたいな。でも、それがけっこうな頻度で自分(たち)を縛る「呪い」になってしまっていることもありますよね。

 本書の中で、
「『ゆる』とは、包摂、平和、自由、多様性、平等、クリエイティブなど、いろいろな意味が内包されているすごく分厚い定義の言葉なんです。」
「『ゆる』は能動的な攻めの働きかけです」
とあります。


 なるほどです。
 

 余白のあるところには余裕があります。余裕があると、一人ひとりが自分らしく、やれることを自由にやれる範囲でやれそうです。うまくいけば一緒に喜び、うまくいかなかったとしても次への糧にできそうです。

 
 そんなふうに居たいし、そんな場がつくれるといいな、というのが今年のチャレンジです。


 根が「適当」なので、都合良く「ゆる」を使わないように、自分に戒めます。