■もめることだって…
昨日は、地元の教育実践研究サークル「あすみの会」の1月例会でした。
教員、自然の家職員、保護者と多様な立場の参加者になってうれしい時間でした。
今回は、「インクルーシブ、って何だ?」をテーマに、私の話題提供をもとに集まったメンバーと対話を重ねる時間でした。
私の出している、学級便りを見て、 ある人が
「『もめることも、また必要な学びです』って書いていますよね、その後どうなったんですか?」
なんて話を出してくれました。
「その後ね…」
って話になったのですが、その話題の中で、他の方が、
「その『もめる』ってことだって、自己主張の場でもあるよね。主体性を発揮しているとき、って考えればさ…」
とも話してくれました。
そうだなあ、友達どうしでもめる、ってことは、自分の感情や考えを相手に向かって表現しているってこと。それって、とっても大切な瞬間でもあるなあ、と思います。
その中で、本人同士、またはそこに居合わせた仲間同士で、お互いの主張を聴き合えることができれば、また関係性は前に進められることも多いことでしょう。
いったんは、「もめる」というプロセス、つまり、感情レベルでも他者に向きあう段階は必要に応じてあったほうがいいんだな、と思います。
そういう場を、どうつくるか、というのはいろいろあると思いますが、その機会を子どもたちから取り上げてしまうと、あんまりいいことはない気がしています。
インクルーシブって何だ、というテーマにも、根っこのところでつながってくるんだな、と感じたやりとりでした。