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本川良です。生活綴方教育に刺激を受け、その後『学び合い』の考え方に出会いました。 「「教室・学校と地域コミュニティ」について考える日々です。「お互いが尊重し合う関係の中でこそ,人はそれぞれの強みを発揮できる。」と考え、まずは足下から緩やかにチャレンジします。ホワイトボード・ミーティング®認定講師、日本イエナプラン教育専門教員資格認定。現在は福島県磐梯町教育委員会教育再デザインセンターに所属しています。

■大切なことは「研究」じゃなくて

 

 今日は、いわゆる「研究全体会」という、1年間のわれわれのテーマに関するまとめの会、振り返りの会みたいなものでした。

 

 一人ひとりが、今年度の取り組みを振り返りながら話し、私はそれを聞きながらホワイトボードに書いていく、という役をしていました。

 

 

 その中で、書きながら嬉しくなるような、そんなエピソードを話してくれた先生がいました。

 

「校内研究、とは、ちょっと別な話にもなるかも知れませんが。全職員で全員の子どもを育てる、という私たちの思いが、子どもたちにもいい感じで伝播しているように感じています。全校体育での一場面では、1年生も得点ができるように、場面によってはどちらのチームも“協力”して場面を作ったりしていましたよね。その1年生の、姿をみて、何かを感じた子たちが敵味方無く協力していた、そんな場面もありました。

(中略)

 子どもたちも、素の部分を多く出せる、そんな学校環境を、子どもたちも作っていたように感じます。」

 

 なんかね。

 

 学校の中のメンバーが、大人も子どももなく,一緒になって「自分たちの場」を作ろうとしていた、そんな風に感じてくれた方が居てくれることが、本当にうれしかったなあ。

 そして、そういうことって、いわゆる「研究」とか。「立派な取り組み」とか、そういういうのとは、また別なところにあるんだよね、と感じたり。

 

 日常の中に溶け込む、そんなことを私たちは大切にしたい、そんなふうに思いました。

 

 

 

 「研究」ではないんだな、必要なのは。うまく言えないな。