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本川良です。生活綴方教育に刺激を受け、その後『学び合い』の考え方に出会いました。 「「教室・学校と地域コミュニティ」について考える日々です。「お互いが尊重し合う関係の中でこそ,人はそれぞれの強みを発揮できる。」と考え、まずは足下から緩やかにチャレンジします。ホワイトボード・ミーティング®認定講師、日本イエナプラン教育専門教員資格認定。現在は福島県磐梯町教育委員会教育再デザインセンターに所属しています。

■それぞれの、ゴールとスタートの淡い

  ■それぞれの、ゴールとスタートの淡い

 

 毎年のことですが、3月のこの時期は、なんか独特です。

 風はなんだか春めいてちょっと湿り気を帯びているような、そんな感じがしますし。

寒いような、それでいてなんか温かい空気も混じり込んでいるような、不思議な感じ。

 

 今日はいい天気。

 クラスの子と一緒に、のんびり校庭を歩きました。

 風を感じながら、丸太の上を一緒に歩いたり、ときどき相撲をとったり、追いかけっこをしたり。

 合間合間に、

「あれ、ここに花が咲いているね。」

「チューリップの芽が大きくなっているね。」

「このプールで、夏、たくさん遊んだね。楽しかったね。今度も楽しみだね。」

なんて、話したりもしながら。

 

 体育館からは、卒業式に備えてピアノの練習をしている先生がいます。入り口から覗いて聞いている私たちに気が付いてくれて、ちょっとおしゃべり、卒業式について。

 

 

 そんな日の帰り道、かつてのクラスの子の、高校全員合格のお知らせをいただきました。

 よかった、よかった。

 

 それぞれの、ゴールとスタートの淡い。

 ゴールのようでもあり、スタートのようでもあり。

 

 

 3月って、なんか不思議な空気と時間の流れがあるなあ。