■それぞれの、ゴールとスタートの淡い
毎年のことですが、3月のこの時期は、なんか独特です。
風はなんだか春めいてちょっと湿り気を帯びているような、そんな感じがしますし。
寒いような、それでいてなんか温かい空気も混じり込んでいるような、不思議な感じ。
今日はいい天気。
クラスの子と一緒に、のんびり校庭を歩きました。
風を感じながら、丸太の上を一緒に歩いたり、ときどき相撲をとったり、追いかけっこをしたり。
合間合間に、
「あれ、ここに花が咲いているね。」
「チューリップの芽が大きくなっているね。」
「このプールで、夏、たくさん遊んだね。楽しかったね。今度も楽しみだね。」
なんて、話したりもしながら。
体育館からは、卒業式に備えてピアノの練習をしている先生がいます。入り口から覗いて聞いている私たちに気が付いてくれて、ちょっとおしゃべり、卒業式について。
そんな日の帰り道、かつてのクラスの子の、高校全員合格のお知らせをいただきました。
よかった、よかった。
それぞれの、ゴールとスタートの淡い。
ゴールのようでもあり、スタートのようでもあり。
3月って、なんか不思議な空気と時間の流れがあるなあ。