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本川良です。生活綴方教育に刺激を受け、その後『学び合い』の考え方に出会いました。 「「教室・学校と地域コミュニティ」について考える日々です。「お互いが尊重し合う関係の中でこそ,人はそれぞれの強みを発揮できる。」と考え、まずは足下から緩やかにチャレンジします。ホワイトボード・ミーティング®認定講師、日本イエナプラン教育専門教員資格認定。現在は福島県磐梯町教育委員会教育再デザインセンターに所属しています。

基本的人権の尊重、国民主権、平和主義…


 社会科では今、憲法の学習のさわり。

 憲法の3つの基本原則。

 

「分からない言葉ってある?意味を聞かれたら困りそうな言葉をピックアップしてみてね。」


「原則、ってなんだろ?」
「人権とは?」
「尊重って大切にすることかな?」
「主権、って?」
「政府、は?」


「そうだね、ちょっと調べてみようよ。」

 社会科の教科書には、分かっているようで分からない言葉がたくさん。
そんな訳で、社会科の教科書をみんなでとりあえず一通り読んだあとは、そんな難解語句を国語辞典などで調べておしゃべりする、そんな時間。


 基本的人権の尊重、国民主権、平和主義。

 これからその1つ1つについて詳しく調べたり考えたりしていくんですが、まずはこの学校やクラスを「くに」に見立てていければいいんだと思っています。


 この先権利と権利の衝突ももしかしたらあるかもしれません。むしろないほうがおかしいですね。その時には憲法の基本原則にみんなで照らし合わせて「みんなにとってのちょうどいい」を考えればよろしい笑。

「ね、私が、『トイレいっていいですか』なんて私に聞く必要はないよ、って言っているのは、つまりそういうことさー」笑。
「このクラスのことは、基本、君たちが、それぞれの『幸せ』に照らし合わせて考え判断していけばいいんだ。それぞれ、にはもちろん私も入るんだよ。でもその際には、最終的には憲法の基本原則に照らし合わせての判断になるってこと。」

「はい、じゃあ、『日本国憲法ついて、お隣同士で、フリートーク、どうぞ(^^)」

・・・・・・・・・・(しーーーん)笑


「ははは、だよねえ、これからいろいろ憲法の学習を進めていったり、1年間憲法ってことをちょっと意識しながらクラスや学校生活をみて、体験していこうよ。そうして3月には憲法についてもおしゃべりできるようになれる自分になる、そんな1年間のチャレンジ。おもしろいよねえ~」

 お互いが自分らしく生きる権利を持ってる、そこをみんなと学ぶ、そんな社会科?になると面白いなあ。

 わたしのチャレンジでもあります。

 

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