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本川良です。生活綴方教育に刺激を受け、その後『学び合い』の考え方に出会いました。 「「教室・学校と地域コミュニティ」について考える日々です。「お互いが尊重し合う関係の中でこそ,人はそれぞれの強みを発揮できる。」と考え、まずは足下から緩やかにチャレンジします。ホワイトボード・ミーティング®認定講師、日本イエナプラン教育専門教員資格認定。社会教育士。現在は福島県磐梯町教育委員会教育再デザインセンターに所属しています。

■5月、いまここ

 学校運営協議会と地域学校協働本部、良好なコミュニケーションをベースに,の2つのプロセスをつくっていくのが、自分の役割の柱。

 

 もう一方は、学校の中にも入って、授業その他で先生たちが、力を借りたいと思う外部講師の方々との間を埋める役割。

 担任を持たれている先生は、日中なかなか忙しいので、外部講師と連絡をとって調整したりプランを考えたり申請したりする時間がなかなかないわけで。ではそのあたり全て、私が請け負います、ってことです。

 小学校の教員も長くやってきたので、先生方の意図や授業のイメージも理解しやすいですし。

 

 具体的にいうと、

 ①先生や学校から依頼を受ける

 ②先生と短時間のミーティングを行い、学習のねらいや活動のイメージをお互いに深め合う。

 ③必要に応じて、単元の展開の見通しを立てたりする。

 ④子どもたちに出会ってほしい具体的な外部講師の先生を担任の先生と相談しながら決める。またはこちらから提案する。

 ⑤外部講師の先生と連絡を取りながら、調整を図る。

 ⑥依頼書など、事務的な段取りを行う。

 ⑦この間、学校側ともメールその他で連絡のやりとりをする。

 ⑧今後の学習の展開を見ながら、継続的にサポートできるといい(ここまではまだできていない)

 

 こんな感じでちょこちょこやり始めています。

 

 こんなことをやってみて思うのは、

(結構、人と人の間を動きながら、その間をいい感じでつなげていったり隙間を埋めていくような作業、けっこう好きだな…)

ってこと。

 

 学級担任をしていた時も、考えてみれば、自分がぐいぐい引っ張るよりも、子どもたちの願いや思いを聴いたり感じたりしながらプロセスをつくっていくのが好きだったな。思えば、同じようなことを今度は、学校間をうろうろしながらやり始めた、そんな感じなんだろうか?

 

 今日も、近隣の小学校で、担任の先生と短いミーティング、40分。総合的な学習のプランを話してもらいながら、私は

「うんうん」

と言いながらホワイトボードに書いていく、そんな時間。

「なんかすっきりしました!自分がまだ分からないところもはっきりしましたし。」

と言ってもらえて、私もうれしい気持ちになりました。

 

 先生たちも楽しい、外部講師の方々の強みやよさも活かされ、そして子どもたちも地域の素敵な大人たちにたくさん出会える、そんな「三方よし」のサイクルが回せるように、その間にはいって、いい潤滑油みたいになれるといいな、と思います。

 

 やっと、そんな感じで動き始めた、というところの5月いまここ。

 

 

天に掛かる岩のはしご、という意味で「磐梯山」らしい。なるほど。