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本川良です。生活綴方教育に刺激を受け、その後『学び合い』の考え方に出会いました。 「「教室・学校と地域コミュニティ」について考える日々です。「お互いが尊重し合う関係の中でこそ,人はそれぞれの強みを発揮できる。」と考え、まずは足下から緩やかにチャレンジします。ホワイトボード・ミーティング®認定講師、日本イエナプラン教育専門教員資格認定。現在は福島県磐梯町教育委員会教育再デザインセンターに所属しています。

■みんなで、ごちゃ混ぜになって話そう

■みんなで、ごちゃ混ぜになって話そう

 

  昨日は今年度最後の学習参観でした。

 

 「ふるさと学習交流会」という、全校の生活科・総合的な学習の報告会的な中身。

 私も所属する低学年では、1年間の生活科を中心にした写真カルタで、他学年も含めたご参加の方々と一緒にあそぶ、関わる内容でした。

 

 その後は子ども、保護者、教師との全体会。

 

 アイランド型にしたテーブルに、子ども、保護者、教員が、学年も担任も五ちゃまぜになってつき、30分ほどおしゃべりをする時間。

 「今年どうだった?楽しかったこと、心に残ったことは?来年度はどうしたい?どうなるといい?」というテーマで,緩く話す、そんな時間です。

 

 毎学期こんな感じでやり始めて、もう3年目になります。毎回子どもたちが入るわけではないのですけど。

 

 学校生活においては、小規模校ということもあり、子どもたちも教員も日々ごちゃ混ぜです。

 ある保護者の方は

「こんな感じだと、いろんな保護者の方々とお話する機会が増えてうれしい。学年ごとだと、違う学年の方と話す機会が限られてしまいますからね。多くの人と話せるのは楽しい。」

とおっしゃってくれました。

 

 私たち教員にとっても、担任学級の保護者以外にも、たくさんの方々とお話できるチャンス。時々でも、こうした場があって話すきっかけがあれば、それは今後の日常生活にも広がって行きます。

 

 学校の子どもたちを、みんなで見守り温かい環境をつくる、大きな言葉ではそうなってしまいますが、とにかく、「みんなで、子どもたちのことを、温かく話そう。子どもたちとみんなが話そう」そんな感じ。

 

 コミュニティ・スクールって言いますが、根っこはそんなところにあるんだと思って居ます。