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本川良です。生活綴方教育に刺激を受け、その後『学び合い』の考え方に出会いました。 「「教室・学校と地域コミュニティ」について考える日々です。「お互いが尊重し合う関係の中でこそ,人はそれぞれの強みを発揮できる。」と考え、まずは足下から緩やかにチャレンジします。ホワイトボード・ミーティング®認定講師、日本イエナプラン教育専門教員資格認定。社会教育士。現在は福島県磐梯町教育委員会教育再デザインセンターに所属しています。https://note.com/bandai_gradation/

■「なんでもない人」

 先日は、朝会で全校児童の前で校長先生から紹介していただきました。

いわゆる、朝会で、壇上で話すのなんて、久しぶりで、なんだか緊張しました笑。

 

「では、一言」

と校長先生に促していただいて、マイクの前にたったら、低学年の子たちの間から

「もっちゃんだ、もっちゃんだ」

と聞こえます。

これまで、1学期の間、いわゆる地域学校協働活動関連のいろいろで、私は、

「なんだか、遊ぶときに一緒に居る人」

「公民館にいる人」

みたいな見方をしてもらっていました。

私自身も

「もっちゃんと呼んでねー」

と子どもたちにその都度、伝えていたので、まあ、予想通りの反応でもありました。

 

その子たちが、もうすでにそう言ってくれていたので、私もいくらかしゃべったあとに、

「さっき、何人かのみんなが、『もっちゃんだ!』と言ってくれましたが、そうそう、『もっちゃん』と呼んでくださいねー」

と壇上でも言うことができました。

 

おかげさま。

 

「先生」ではない、立場で、学校にいる人になりました。子どもたちから見れば、

「なんでもない人」?笑。

 

その、なんとも宙ぶらりんな位置どりだから、やれることってなにかな、を探ってみたい気持ちです。

 

いや、やれる、というか「いる」ことで、気持ちがなんだか楽になる子どもや先生方がいてえくれると嬉しいな、そんな居方ができるといいな、と実は思っています。

 

富弘美術館のカフェで