学校のすぐ近くの、歩いていけるところには特別養護老人ホームがあります。
さらに近くには、保育所があります。
過疎化高齢化が進む地域にとっては、学校も特別養護老人ホームも、保育所もとてもとても大切な場です。
今思えば(なんで…?)なんですが、この場所に開校してからこの2施設と充分なかかわりがもてていませんでした。
たしかに(なんで?)なんですけど。
まだまだ、本当の意味で「分かっていない」自分に気付いてしまったものですから、早速訪問してみることにしました。
まずは、特別養護老人ホームを。
施設長さんや職員の方々、社会福祉士さんなどとたっぷりおしゃべりをしたり、施設を見学させていただいたり、2時間半。
この施設の意味や、役割、学校がそこに関わることで広がる可能性。
そんなことをいっしょにおしゃべりした方々の人となりと重ね合わせたときに広がります。
わくわく、というか、子どもたちや地域の役に立てそうなアイデアがこのメンバーでたくさん共有できました。
それぞれがどうして今この仕事をしているのか、みたいなお互いのライフヒストリーを伝え合ったり。
特別養護老人ホームがそこにある、そこでどんな仕事をしているのか、どんな方々がいるのかも「分かっ」ているつもりだったんですが、行ってみて話してみて、違った「分かった」がまた生まれた、感じられたそんな時間を過ごすことができました。
とても嬉しい。
「ほら、行ってみないと分からないことがあっぺ?行ったきり、なかなかかえって来ないから、『ああ、うまくいってんだべな』と思っていたよ。」
と言ってくれたのは、校長室で待っていた…笑。
「地域と共にある学校」セカンドステージに本格的に入っていけそうな、そんな予感。
行ってみないと感じられない、そういうことだな。