次の場所へ行こう

本川良です。生活綴方教育に刺激を受け、その後『学び合い』の考え方に出会いました。 「「教室・学校と地域コミュニティ」について考える日々です。「お互いが尊重し合う関係の中でこそ,人はそれぞれの強みを発揮できる。」と考え、まずは足下から緩やかにチャレンジします。ホワイトボード・ミーティング®認定講師、日本イエナプラン教育専門教員資格認定。現在は福島県磐梯町教育委員会教育再デザインセンターに所属しています。

「~たい」を持てばいいだけ

  地域のいろんな方々と話したりしているとたくさんのことに気付かされることが多い。

 それは今までも感じて居たことなんですが、今年度特に意識してみたのは、その現場に行く、そこの空気を感じてみるということでした。

 例えば、実際にお店にいって話してみる、早朝から船に乗せて漁に同行させてもらう、漁師さんの作業現場でその作業に参加させてもらう、行政の事務所にいって話す、老人福祉施設にいっておしゃべりする…などなど。

 

 行ってみると、現場の人の思いや知恵や苦労、を感じることができます。そこに行ってみて感じることが、やはりあるなあ、と思います。もちろん何度でも行けば行くほど、また感じることは変わって行きますし新しい見え方もあったりして、楽しい、わくわくします。

 

 次年度計画作成プロセスのまっただ中の今。次年度の教員研修には先生たちの間から

「地域の方々から学ぶことをしたいよね。」

介護施設の方から、とかね。」

「実際に海に出てみたいなー。現場を知りたい。」

「地域振興課が進めているまちづくりプランを、まず伺わないとね。」

「まずは4月に、地域をしっかり歩いてみたいね。そこから1年間を考えるきっかけになるといいよね。」

などなど。

 

 大人が楽しんで学べば、それは自然と子どもたちに降りていくはず。

大人が学ぶことの楽しさ、できたからいいとかできないからだめとかでもなく、できなくても楽しい、とかそういうことを味わえればいいんだよね。

 

「主体的に対話的に深い」なんちゃらって言うのもいいけど、まずは自分たちが学ぶことを楽しんでみようか、そんな次年度になりそうな、そんないい予感。

 

 予感や妄想を少しでも実現できると、それが「自信」になっていくような気がする。

 

 なんだ、簡単なことだ、「~たい」を持てばいいだけ。

 

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