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本川良です。生活綴方教育に刺激を受け、その後『学び合い』の考え方に出会いました。 「「教室・学校と地域コミュニティ」について考える日々です。「お互いが尊重し合う関係の中でこそ,人はそれぞれの強みを発揮できる。」と考え、まずは足下から緩やかにチャレンジします。ホワイトボード・ミーティング®認定講師、日本イエナプラン教育専門教員資格認定。社会教育士。現在は福島県磐梯町教育委員会教育再デザインセンターに所属しています。https://note.com/bandai_gradation/

■幸せな時間だった

 ■幸せな時間だった

 今日は、ホワイトボード・ミーティング®チーム石巻雄勝の「気軽な勉強会」でした。

 今日は、参加者の都合がうまく合わず、かつて私の学級だったA君(現中学生)の2人の練習会でした。

 

 2人、というとなんか寂しいような感じがするかも知れませんが、いやあ、実に充実した時間になって、本当にうれしかった。

 

 彼が最近、すごいチャレンジをしたことを、なんとなく聞いていました。

 だから、そのことを彼が話してくれると嬉しいな、とも思ったので、

「そのこと、話してもらえる?」

って聞いてみたら

「はい!」

って。

 

 その後は、彼のチャレンジを、「情報共有会議」というフレームを使ってエピソードも含め、ひたすら聞く時間。

 

 いやあ、もう、なんか大人と話しているようだなあ…成長したなあ…そんな感情になりながら、

「それで、それで!」

「そっかあ!」

と。

 

 

 その後の、「企画会議」フレームを使った「哲学対話」のテーマも彼の希望で「チャレンジとは」で。

 

 彼と私の「チャレンジ観」がホワイトボード上に列記されたところで、収束の問い、「その本質は?」

 

 彼はしばらく考えて、

「意志…かな」

と。

「無理って思わないようにする、自分にできると言い聞かせることも。苦しいのに楽しい、そういう楽しみが生まれるから。」

 

と。

 

 ああ、彼の今回の経験が、血が通ったホンンモノの彼の言葉になっているんだなあ…と感じました。経験をくぐった、意味をもった言葉を紡いで自分の中に落とし込む、納得解として自分のものとする、そんな感じなのかなと思いました。

 

 まだ小学生だった頃の小さかった彼を思うと、なんか、幸せな時間、週末を過ごさせてもらいました。