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本川良です。生活綴方教育に刺激を受け、その後『学び合い』の考え方に出会いました。 「「教室・学校と地域コミュニティ」について考える日々です。「お互いが尊重し合う関係の中でこそ,人はそれぞれの強みを発揮できる。」と考え、まずは足下から緩やかにチャレンジします。ホワイトボード・ミーティング®認定講師、日本イエナプラン教育専門教員資格認定。社会教育士。現在は福島県磐梯町教育委員会教育再デザインセンターに所属しています。https://note.com/bandai_gradation/

それは、わくわくするか?

あるイベントの実行委員会における、ある方の一言。

 

はっとした。


 いつの間にか、話し合いが運営者目線に傾いていたことに一瞬で気付かされたから。


 つまり、実行委員も含めて、参加したメンバー全員にとって、その場をいかに楽しく、充実したものにするか以上に、上手に運営したり、今後に活かしていくかについて考えたりすることに流れていた。
 
 参加者目線を、どこかにおいて自分たち中心で話していたということ。自分たち自身も「参加者」である、という目線。

「それじゃあ、なんか、わくわくしないんだよなあ…」

は、まさにそこを指摘してくださった言葉だと思った。

 実行委員も参加者も、別々ではなくて一緒。協働教育を考える場合も実はそこが大事だと思っていて、主体者がいて支援者がいる、のではなくて「共に」なんだということ。用意する、用意してもらう、でもないし、参加してもらう、参加する、でもない。
 
 参加者目線を、自分自身がどこかにおいて話していたということ。

「なんか、わくわくしないんだなあ…」
の一言は、最も大事なことを忘れていたことに気が付かせてくれた言葉。

 あぶないあぶない。

「それは、わくわくするか?」


 参加者も、実行委員会もわくわくするか、そこをやっぱり中心に置かないとね、そう気付かされた出来事。

 

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