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本川良です。生活綴方教育に刺激を受け、その後『学び合い』の考え方に出会いました。 「「教室・学校と地域コミュニティ」について考える日々です。「お互いが尊重し合う関係の中でこそ,人はそれぞれの強みを発揮できる。」と考え、まずは足下から緩やかにチャレンジします。ホワイトボード・ミーティング®認定講師、日本イエナプラン教育専門教員資格認定。現在は福島県磐梯町教育委員会教育再デザインセンターに所属しています。

■アソビマナビプロジェクト、スタート

■アソビマナビプロジェクト、スタート

みんなで話し合って決めたことが「カタチ」になること。

 これが本当に大事だなあ、って思うこの間いろいろ。
そもそも、みんなで話し合う、決める。そこ、大切。

 それ、会議をするとかそういうことじゃなくて(それもあるんだけど)、メンバーがちゃんとそれぞれ思いや意見を言って、それが大切にされて、それが具体の計画の中に位置付くこと。
 意見そのものが全部採用されるとかそういうことでもなくて、一部でも、ストックでもそれはそれでいいんだな。
「自分もフルメンバーとしてちゃんと位置付いているんだ」
そういう感覚を得られるだけでいい、とも言える。

 そして、みんなで決めたことを、実際にやる、やってみる。「カタチ」にしてみるってこと。動き出し、はじめの一歩。

 それは別に思った通りにならなくたっていい。
「やってみたらこうだったねー」
「ここはよかったけど、ここはうまくいかなかったねー」
「じゃあ、今度はこうしてみよっかー」
「うん、そだねー

 こんな感じでいいんだよね。
参画しているから、こうなる訳で。
 「ご招待」されていたら、批評になってしまうけど。


 2016年から開催している「石巻教育カンファレンス」。地域と学校の協働を目的にしています。

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私は2017年から実行委員の一人として参加させてもらっていますが、今年から自分の中では「セカンドステージ」に入ったかな、という感覚。
 つまり、具体的な、アクションが広がり浸透していく段階。参加メンバーそれぞれが「参加者」から「参画者」になるってこと。だから、カンファレンスでは、いろんなやりたいことやできたらいいことをベースにプロジェクトチームをつくる、そんなプログラムに実行委員でしたってこと。

 2月のカンファレンスで生まれた、私のプロジェクトチームは「アソビマナビプロジェクト」。スタートしてすぐのコロナ禍で、なかなか進まずにいましたが、8月末のチームでの企画会議から、「シーカヤックで遊ぼう」が立ち上がり、先日集まって遊んできました。
 この企画もメンバーの方の強みがあったからこそ実現できたもの。おかげさまです。


 まずは、僕らが遊ぼうってこと。「やりたい」から始まり、実際に「やる」。やってみないと分からないし、やってみたから分かる。それで、「今度は何する??(^^)」に進む。

 おお!遊びだー。

 「あそぼー」
を目的に、計画をざっくり立て(これけっこう大事)、集まってまずやってみて、また次のことを考える。

 これ自体が、「マナビ」って感じ。この体験を僕ら大人が「仕事抜き」で楽しんだ先に「遊び×学び」だったり、「地域×学校」だったりがあらためて見えてくるんじゃないかな、と思っています。


  大人の「アソビマナビプロジェクト」スタート。

 

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