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本川良です。生活綴方教育に刺激を受け、その後『学び合い』の考え方に出会いました。 「「教室・学校と地域コミュニティ」について考える日々です。「お互いが尊重し合う関係の中でこそ,人はそれぞれの強みを発揮できる。」と考え、まずは足下から緩やかにチャレンジします。ホワイトボード・ミーティング®認定講師、日本イエナプラン教育専門教員資格認定。現在は福島県磐梯町教育委員会教育再デザインセンターに所属しています。

「困窮死」

 昨日のニュースでの言葉。

確か、それを伝えるアナウンサーも

「こんな言葉が…」

みたいなことを始めに言い、このワードを出した。

 

 生活苦になり、電気もガスも止められ、結果的に衰弱死したと思われる、みたいな報道だったと思う。

 そういうことも想定していたので、行政は電気やガスの事業者との連携を図る仕組みはつくっていたのだか…、というコメント。

 

「連携がとれていなかったとは考えていない、しかし、こういう結果になったので今後は…」

のようなことを行政の立場の方はコメントしていたように思う。

 

 ご近所の方々もこの件を知らなかったようだ、とのこと。それはこの亡くなってしまった方々が、ほとんど周囲との付き合いもなく親戚縁者とも疎遠になっていたからのよう。

 

 これだけ、情報化社会、といわれながら一番肝心な情報が伝わっていなかったという現実。

 

 人を救うのはシステムじゃない。

「安心は人の中にある。」

と話してくれたのは、ゴリラの研究家山極寿一さんだったが、そのことを思い出す。

 

 学校現場の私。

 

子どもたちに何を伝えるか、何を経験する場をつくるか、そこを考える。

 

 なんと言葉にしていいか分からないニュースから。

 

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