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本川良です。生活綴方教育に刺激を受け、その後『学び合い』の考え方に出会いました。 「「教室・学校と地域コミュニティ」について考える日々です。「お互いが尊重し合う関係の中でこそ,人はそれぞれの強みを発揮できる。」と考え、まずは足下から緩やかにチャレンジします。ホワイトボード・ミーティング®認定講師、日本イエナプラン教育専門教員資格認定。現在は福島県磐梯町教育委員会教育再デザインセンターに所属しています。

批判や否定(のようなもの)も

 その通りに受け取らない、そそまま受け取らない、そんなことも必要だな、と思いました。

 

 何かっていうと。

 

 私たちは、批判や否定に弱い。けっこうオドロクほど弱いものだなあ、と感じます。私自身もそう。

 

 批判、否定、そんな言葉や態度を受け取ると、結構傷つきます。

だから、なるべく自分が傷付かないように、他者のそういう言葉や態度が表出しないように

いろいろと準備をしたり全て受け入れてある面「いいなり」になったりして身を守ることもあるなあ、と感じます。下手をすると関わらないことで守ったり。

 

 先日、ある会議の中で、自分たちにとって(見方によっては)批判的ともとれるアンケート意見について話し合いました。

 

 

「こういう意見もあるってことだよね。人の感じ方は多種多様だから。100パーセント取り入れることはできないけれど、どうしたらいいかな?と考えてその意見を吸収することはいるよね。」

「その言葉の本心はどこにあるのか?を考えたいよね。アンケートを書いた「時」の気分はそうだったのかもしれないけれど、それはつまりどんなことが伝えたかったのか、どうしてそんな言葉が出てきたのか、その背景までも考えた上でこれからを考えたいよね。」

 

 (このメンバーすごいなあ)

と思いました。

 

 批判や否定は、その通りに受け取らない、そそまま受け取らない、取り込んで吸収して、前に進むための「意見」として取り込んでいく、そんなチームの「匂い」がしました。

 

 学校を「誰にとっても」よい場所にしよう、地域をよりすてきな魅力的なところにしよう、そこを同一線で考えよう、そんな目的を共有できたような、そんなすてきな宝物のような時間になりました。

 

 これからがまたまた楽しみ。

 

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