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本川良です。生活綴方教育に刺激を受け、その後『学び合い』の考え方に出会いました。 「「教室・学校と地域コミュニティ」について考える日々です。「お互いが尊重し合う関係の中でこそ,人はそれぞれの強みを発揮できる。」と考え、まずは足下から緩やかにチャレンジします。ホワイトボード・ミーティング®認定講師、日本イエナプラン教育専門教員資格認定。現在は福島県磐梯町教育委員会教育再デザインセンターに所属しています。

システム

 

 「リアリズムは身体性から来るんだよね、すごく簡単に言うと。」

 「リアリズムって現場主義だからさ、『とりあえずなんかシステムあるあるけど使えっかな』って使いながら考える。でもあとから来た人間は、自分が作ったシステムじゃないから、杓子定規に使うしかない。だから劣化する。」

「システムがクラッシュするの誰も責任を取らないからなんだよ。」

「脆弱なもの、傷つくものしかデリケートな操作というものはできない。」

「システムっていうのは、壊れやすい生身の人間が入ることで、はじめて機能するんだ。」」

 

 

以上、ある本からの引用。お二人の対談場面から、私が
(おお…)
と思って抜き出したところ。

 

 (システムがないと、なかなかみんなで共有し、一緒にできないよなあ、かといってシステムをつくったからといって、それだだけうまくはいかないよなあ…)
と思っていたところに出会った文章。


 そうか、システムはそれ単体じゃ動かないんだ、そこに「生身の人間が入る」ことで機能するんだ、そうかそうか。

 
 この「生身の」がみそだな、と思った。

 

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