「リアリズムは身体性から来るんだよね、すごく簡単に言うと。」
「リアリズムって現場主義だからさ、『とりあえずなんかシステムあるあるけど使えっかな』って使いながら考える。でもあとから来た人間は、自分が作ったシステムじゃないから、杓子定規に使うしかない。だから劣化する。」
「システムがクラッシュするの誰も責任を取らないからなんだよ。」
「脆弱なもの、傷つくものしかデリケートな操作というものはできない。」
「システムっていうのは、壊れやすい生身の人間が入ることで、はじめて機能するんだ。」」
以上、ある本からの引用。お二人の対談場面から、私が
(おお…)
と思って抜き出したところ。
(システムがないと、なかなかみんなで共有し、一緒にできないよなあ、かといってシステムをつくったからといって、それだだけうまくはいかないよなあ…)
と思っていたところに出会った文章。
そうか、システムはそれ単体じゃ動かないんだ、そこに「生身の人間が入る」ことで機能するんだ、そうかそうか。
この「生身の」がみそだな、と思った。