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本川良です。生活綴方教育に刺激を受け、その後『学び合い』の考え方に出会いました。 「「教室・学校と地域コミュニティ」について考える日々です。「お互いが尊重し合う関係の中でこそ,人はそれぞれの強みを発揮できる。」と考え、まずは足下から緩やかにチャレンジします。ホワイトボード・ミーティング®認定講師、日本イエナプラン教育専門教員資格認定。現在は福島県磐梯町教育委員会教育再デザインセンターに所属しています。

■「田んぼの学校 入門編」メモ

■「田んぼの学校 入門編」メモ
 〇…読書メモ ☆…つぶやき

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 この本、すごく面白かったなあ。
 というか、なんとなく形になってこなかったことが
(なんだ、形になんかならないんだ、もしかしたら)
って思えるような??そんな感じに。

 田んぼとか、そこに生きる生き物とかが好きだし、子どものころは度々そういうところで網をもってガサガサしていたから、余計イメージしやすいのかもしれないな。

 

◯「田んぼは水だけじゃなくて、生き物によって川や海ともつながっているんだ。」
☆(これさ、人間もそうだよね。子どもだって、学校や教室やもしくは「先生」とだけの関係のなかで育つのではない。当たり前だけど。この「当たり前であること」を半分意識するためには、離れて見る立ち位置もないとな、と思う…。「外からの視点」。
◯「きみは、メダカになっている。」
☆なってみる視点。その中に入ってみる。「内からの視点」。これもだなー。
◯「田んぼだって、海の恋人なんだ。だから、とくに水路に流れ出す除草剤を減らしていきたいね。」
☆そうか、田んぼもか…。山だけじゃないよね。これも当たり前だけど、新しい視点。
◯「水とのつきあいは、かえって遠のいていっている。どうしたら取り戻せるだろうか。」
☆学校でいうところの「水」ってなんだろう。地域(の人)、保護者(の方々)かな…。
◯「もう一度里山を利用する方法はないだろうか。」
☆学校における「里山」は…。
◯ギンヤンマは「田んぼは米の生産工場ではないのよ。」と。
☆「学校は『〇〇』の生産工場ではないのよ。」〇〇には何が入るかな?内からの視点だけでは偏るよね。「焦点化」は俯瞰もできるからこそ、必要なことだもんなー。
◯「それは身近に田んぼがあるからなんだ。農業が営まれていたから、日本はこんなに自然の生き物が豊かな国になったんだと思うよ。」
☆身近にあるか、ないか。身近にあるのは物理的じゃなくても精神的にもなんだと思う。
何度も足を運ぶ、運んでいるうちに身近になっていくんだ。足を運ぶことに手を抜いてお手軽にすませてしまうとアレだな…。
◯「田んぼは決して米だけを生産しているわけじゃないんだ。」
☆当たり前ではあるが、ここを気付かないでしまうのは、まさに「灰色の男たち」の仕業だな。
◯「百姓仕事の大変さをよりも、楽しさやおもしろさや奥の深さを伝えたい。人間と自然の付き合いの基本が、百姓仕事の中に濃厚にあることを実感したい。」
☆ああ、そうだよね、学校の先生の仕事は「楽しい」よね。大変さは、どの仕事でも同じことだから。
◯「昔からお百姓は『稲をつくる。米をつくる。』とは言わなかった。なぜなら、人間が米をつくることはできないことを身をもって感じとっていたからだ。」
★「お百姓」を「教員」にすると?ね?(^^)。

 

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