次の場所へ行こう

本川良です。生活綴方教育に刺激を受け、その後『学び合い』の考え方に出会いました。 「「教室・学校と地域コミュニティ」について考える日々です。「お互いが尊重し合う関係の中でこそ,人はそれぞれの強みを発揮できる。」と考え、まずは足下から緩やかにチャレンジします。ホワイトボード・ミーティング®認定講師、日本イエナプラン教育専門教員資格認定。現在は福島県磐梯町教育委員会教育再デザインセンターに所属しています。

■「のんびりデー」

■「のんびりデー」

 「今日は『のんびりデー』でいこうかー」
って伝えてから1日をスタート。

 前日まで修学旅行で翌日、普通の日常学習に入る今回の日程。いつもだったら、木金で出掛けて翌日休みのパターンが普通だったんだけど。修学旅行という「非日常」から「日常」に戻ってくる波長合わせの時間も必要だね、と思って。
                

 こうして「のんびりデーでいこう」と子どもたちに伝えるだけでOKなんだな、と自分は思っている。気分的余裕を持つのが目的だから。
 のんびりデーで行こう、と言ったとしても、彼らはそれでだらだら過ごすわけでもなく、普通と同じように一生懸命調べたり書いたり、話したりしているから、なんら普段と変わらない。

 仮に、ちょっと気が緩んだとしたって、「それは今日はあり」ということにしているからお互い気分が楽(笑)
    

 4時間めは、「修学旅行振り返り」と称して、みんなで撮りためた写真を全部見て今後の「修学旅行記」づくりに向けて見通しを立てる時間。
 写真を見ながら、おしゃべりに花が咲き、あっという間に1時間が経っていた。
                           
 旅行期間中、実は「説教タイム」も1回あったんだけど(笑)、その直前の時の写真が写ったときには
「うわ、この直後だったよねー(^_^;」
「あのときさー、せんせー、『はい、説教タイムです。』なんていって、『ヤバイ』ってなってさー」
「んだー!」
「どう返事しようかと思って考えた」
「なんだそれー」
とかいって笑ったりするもの、また楽しかった。

 「のんびりデー」は、修学旅行の思い出を、もう一回みんなで動画モードで共有して、気持ちをすり合わせる気持ち的時間的余裕、だなあ。そして次の、1段ステップさせていく日常、への準備をする時間。そんな位置付け。

「明日は、メモや資料の整理をしましょう。」
「で、来週からは、修学旅行記、どうやって作っていくか考えていこうね。構成とか、伝えたいことの中心とか。」


 
 修学旅行、いいアクセントになりました。多くの方々に感謝。

 

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