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本川良です。生活綴方教育に刺激を受け、その後『学び合い』の考え方に出会いました。 「「教室・学校と地域コミュニティ」について考える日々です。「お互いが尊重し合う関係の中でこそ,人はそれぞれの強みを発揮できる。」と考え、まずは足下から緩やかにチャレンジします。ホワイトボード・ミーティング®認定講師、日本イエナプラン教育専門教員資格認定。現在は福島県磐梯町教育委員会教育再デザインセンターに所属しています。

そもそも思い通りになんていかないのだ、だったら…

 農業、漁業、林業…その他自然を相手にすることを生業としてきた方々は、強い。

 

 そもそも、人間ってそうしてきたんだろうな。

 

 そもそも「自然」は思い通りになんてならない。思い通りにしよう、としてきたのもまた人間の歴史や技術なのかも知れないけれど、結局、そうはならなくて打ちのめされたことも多いはず。

 

 「なすすべなし、今は」、みたいな。

 

 震災の時の津波なんかもきっとそうなんだと思う。

 

 そもそも思い通りにならないもの。

 

 

 そこから思考をスタートできるって強いな、と思う。

それでも前に進むには、抗ってばかり、では難しい。

 

「ならばどうするか」

「いつならいけるか」

「なにを使うか」

「どこならいいか」

 

 方法、タイミング、道具、場所…。条件を考え次の一手を探る。じっと待つことも戦略の1つ。

 攻めればいいってもんでもない。

 

 そういうことも、きっと何度も痛い目にあって人間が学んできたこと。

 

 

 ああ、「学ぶ」ってそういうことなんだなあ。

 

 目の前の課題に向き合って、

(さて、これからどうしちゃおう…)

半分笑って、半分困惑して、それでもその先の明るい未来をイメージして。

 

 

 私は幼少時代は、虫取りに明け暮れた。

 

 どこに行けばカマキリがげっとできるか、とくにハラビロカマキリはどこにいるか、なんとかゲンゴロウを探したい…どこにいそうか…

 

 

 そんな感覚。

 

 農業や漁業に従事してきた方との感覚には、遠く及ばないけど、そんなイメージをもていると、こんな状況の中でもしなやかに、柔軟にいけるんじゃないかと思って。

 

 

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