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本川良です。生活綴方教育に刺激を受け、その後『学び合い』の考え方に出会いました。 「「教室・学校と地域コミュニティ」について考える日々です。「お互いが尊重し合う関係の中でこそ,人はそれぞれの強みを発揮できる。」と考え、まずは足下から緩やかにチャレンジします。ホワイトボード・ミーティング®認定講師、日本イエナプラン教育専門教員資格認定。現在は福島県磐梯町教育委員会教育再デザインセンターに所属しています。

農業のイメージ、かな


 
 何ごとも急には変わらないし、変えることもできない。

今、田おこしや、田植え、そんな作業をしている方々の脇を通勤している。

 それぞれの作業にはもちろん前の段階があり準備があるわけで。それぞれの作業「だけ」を見ていても、その前の作業は見えない。この「見えないもの」が見えるようになるってことが実はとっても重要だったりする。

 1つ1つのことって、見えるもののかげに膨大な「見えないもの」があって、そのいろんな積み重ねで、その「今」があるってことだな。

 そして、米はすぐには収穫できないわけで。1年かけて、それこそ「八十八」の手間欠けて。
 私は、それをお金を出して買っているから、そういう1つ1つの作業(それは一人一人の人の顔)を忘れてしまい、下手すると「高い」「安い」とか単一の規準で判断しがち。

 あぶないあぶない。

 何かが変わるってこと、何かを収穫するってことは、小さなたくさんの種が蒔かれ、誰かが水をやり、誰かが草を取り、何かが肥やしになり、そして誰かが刈り取る、そして次の準備をする…そんな順繰り順繰りの中にあるんだな。

 見えないものが少しでも見えるようになりたい。

 だから、本を読み、人とぐちゃぐちゃと話す。試してみる、失敗してみる…。そんなんでいいんじゃないか。

 今読んでいるのは「生きるぼくら」(原田マハ)。
それもあって、そして、昨今のおしゃべり、また状況からふと思ったこと。

 

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